無邪気な少女の異世界冒険記

第224話 絆と約束【三大魔王終結】

　急いで戻ると、お城にダイトカイトお爺ちゃんが来ている。ウィンお姉様は、前からお爺ちゃんに抱き着いて、僕は、背中に抱き着く…

　「やっぱり、女の子の孫は良いの～」

　「ダイトカイト様戻って来て下さい！」

　「スノーちゃんどうしたのじゃ？」

　「そんなに慌てて？」

　「さっき念話で話したと思いますが……これなんのグリモワールなんですか？」

　「これ誰が見つけたのじゃ？」

　「いや、儂があてる……」

　「マリアちゃんかかな？」

　「どうして解ったの？」

　「この文字は、古代文明時代に、魔族によって作られた公式じゃからじゃよ？」

　「そして、これを引き当てた意味は、三大魔王復活と言ういみじゃな？」

　「三大魔王？」

　「そうじゃ、マリアちゃんは、今召喚できるのが、ルシファーとヴェルゼブブ王が出来たはずじゃが？」

　「はい、最近懐いてくれるですよ、ブブ様が！」

　「これは、ハクの父親でもある魔王のサタンが封印されておる」

　「ハクには、この事を伝えたのか？」

　「ちょいまっててくれ、さっきかけ直すて言ってまだかけてなかった」

　俺は、ハクに念話を飛ばすと直ぐにガチャリと切られる音が聞こえる。そして、折り返しでかかって来た

　「ハク何で切りやがった？」

　「こっちあまり電波が無くて、かける場合だと相手からの電波を吸収しえ仕えるが……」

　「念話の話は、たいした事じゃないだけど？」

　「お前の親父がダンジョンの宝箱に、グリモワール封印として見つかった」

　「それもマリアちゃんが、探し出した物なんだろ？」

　「マリアちゃんは、一発だけいれれば召喚として使えるらしいから、経験値稼ぎとして、ハクとヒメちゃん来るか？」

　「ルシファーよ何故ここに儂が居る事が解ったのじゃ？」

　「匂うんだよね？」

　「生々しい後の匂いがするだよね……」

　「する訳ないじゃろう！」

　「念話アプリ最新版送るから受け取って……

　「きたきた！」

　「ヒメちゃん御免と唇を奪いファイルを更新していく……」

　「おぉぉぉ！」

　「これは、便利な念話じゃのう～」

　「録画機能まで付いているぐらいですしね」

　「これ誰が作ったのじゃ？」

　「スノーちゃんの娘の一番小さい子！」

　「天才じゃ！」

　「ハクお兄ちゃんは、一度戻ってくれば？」

　「マリアちゃん一度そっちに戻るから再度こっちに来れる様に、こ細工しといて……」

　「むしろ僕が普通に向かえばいいのでは？」

　「都市であってるよね？」

　「そこ前に、リーヴスラシル君が立ち寄った所だから転移魔法作って送るから前にあげたキーホルダーを地面に置いといて……」

　「僕は、転移魔法を使いキーホルダー内に入っていると瞬間的に、城に着いた……」

　「ヒメちゃんは、いきなりウィンちゃんを抱き上げる…この子が天才なのか？　そうですよ、かなり高い魔力と知識を感じます！」

　「すみませんが、見知らぬ者に触られるのが嫌だと言ってマリアの後ろに隠れる姉のウィンだった」

　「初めまして、ハクお兄ちゃんの未来の奥様いらっしゃいませ――」

　挨拶と共に、計画へと対策についての話合い等する事になったのだった。