第200話 祖国への帰還【幼馴染に会いに!】
私は懐かしい裏路地を歩いている。そこに騒ぎ声が聞こえてくる。そっと気配を消して進むと?
ガラの悪い男たちが少女を取り囲んでいる。
「お嬢ちゃんとしいくつだい?」
「親分としなんて売っ払うだし関係ないと思いやすぜ」
「貴族寄っては、年齢て大事らしいからほらお嬢ちゃん歳いえや?」
怖い顔をしたおじさん達が私を囲んで売るとか歳とかを聞いてくるが怖くて声がでない……
「こいつもしかして怖くて声がでないじゃないですか?」
「それなら指でいくつかあげてみろや?」
私は震えるてで指を上げると?
「五歳とは、上物だなあの旦那が言ってた道理に上物だ!」
「あ、あの旦那てだ、誰ですか?」
震える様に言葉を発する……
「あ、やべ言っちまったがま、いいか……」
「お前のお父さんだよ!」
「う、嘘お父様がそんな事言うなんて……」
「何か住んでる居場所が悪いから金を設けて、奥さんも奴隷に売り払って自由に生きようて長年の計画だったらしいが?」
「俺達金さえもらえれば問題ないな?」
酷い家族が居た者だな? 奥さんと子供を売る父親なんて最低にも程がある。よし変な動きがあったら介入使用と言って見守る。
その前に、念話でヒメちゃんに連絡ここに来て何かあったら捕まえてと送る。
何か犯罪に出くわしたのかハク……流石て事で解ったそっちに向かうから時間稼げと飛んでくる。
「おい、お前達成功したのか?」
「おう、旦那良い所に、この娘で間違いないのか?」
「間違いない娘のツナミだ……」
「お父様何でこんな事に!」
「最近お前が育つ度に、嫁にはにてるが俺に似ている所が全然ない事に気づいてな?」
「知合いの人間に調べてもらった結果お前の血に俺の血が流れていない事が解った」
「それからの生活は、本当に嫌になって行くよ俺の子供じゃない子供を可愛がっていた何てな?」
「娘には、申し訳ないと言う心がこの間までにあったのだが、俺が家庭を支える為に頑張っても嫁は、何か気にしている様に接してくる」
「もう一人跡取りを作ろうぜ」と言った瞬間の嫁の顔が嫌々しいと言う顔だった」
「そこで、俺の中の心が壊れて、ならいっそう全部売って俺の幸せを願ってもいいじゃないかと思って今にいたるんだよ?」
「ツナミすまないがこのまま奴隷に落ちて頑張って生きろや!」
その後心から笑う嫌な声が路地裏に響き渡る。
「お、お父様……」子供は、すすり泣きながら崩れるように、膝をついた。
「それじゃ~奴隷市場に行こうか?」
そんな声が路地裏に響き渡ると?
「すみません、こんなに人がいると凄く邪魔なのでどいて頂けますか?」と間抜けそうな顔で私はその場に立つ……
「貴様今の話聞いていたのか?」
「何の話ですか?」
「何も聞いてませんよ?」
「ただ声が響きごえに聞こえたのととしいくつだと言うのがきになりますね」
そんな言葉を言うと相手は……
「最初から聞いて居やがったのかよ!」
「そんな事ないですよ」と否定するが聞いてもらえない。
「お前達あの若造の口を閉じるか喋れ内容にしてこい!」
ありきたりの声が聞こえるが、後から私を呼ぶ声が……
「ハクお待たせ!」
「何だ今度は幼女が来たぞ?」
「兄貴あれも売物に出来るよな兄貴……」
「お、お前は……」
「最近足を洗ったと聞いていたが人身売買しているとか何してるだよお前?」
兄貴が今来た幼女に何故か震えている知り合いなのか? 部下たちはそんな様子を見ている。
「これは、人身売買ではなくお金に困って家族が家に依頼してきた事だから無罪だよ?」
「ウィルスキー様よ?」
「そうか、それでその娘を売りに出した親がそこの男か?」
「そうだ俺の娘なんだから売っても問題ないだろう!」
「いや問題だらけじゃよ?」
「この都市内での家族の売買は、昔から禁止されている」
「見つかった瞬間監獄へのチケットが待っている事とそれに加担した者も一緒にな?」
「そんな話聞いた事ないよウィルスキー様よ?」
「でたらめはよしてくれるか?」
「ほれこの本を読んでみよ」と本を投げつける。
受け取った親分は中身を見て行くと急に硬直し動けなくなる。
そして、本の表を見てみると発行した年数をみて更に驚きが出る。今から百年以上前からの話なのに何故今になって知らせられてねぇ……だよ!
「お主ら昔母親に渡された本があったじゃろう?」
「あの本に書かれている事を覚えなさいと言われた記憶はないか?」
「今ももってるけど今さら中を見ても」と見てみると書かれている。
「兄貴その本何ですか?」
「俺達そんなの貰った事ないです」
「お前らこの国の者じゃないのか?」
「えっとそれって大事な事なんですか?」
「問題だらけだ……」
「例え親が許してもこの国の者が犯罪をするとそれなりの対応で済むが、他国の者と一緒に犯罪をすると罰則が見られる」と言う言葉がこの都市には存在している。
「そうじゃ、何と言っても儂がここに居る時点でもうアウトなんじゃがな?」
「そこの若造がウィルスキー様を呼んだて事だよな?」
「何者なんだそいつは?」
「それは、言えぬが知合いの子供くらいしか言えぬ」
「ハクよ、縛り魔法系で奴らを捕まえてくれ……」
「仰せのままにヒメちゃん」
「集いし神々の怒り――」
「天の縛りの元に来る心へを――」
「全ての悪を滅ぼさんと――」
「ここに結界の縛りし心の報い――」
『愚火崩壊縛(おろかほうかいばく)』と唱える――
一瞬にして、犯罪者とそれにかかわる父親にも鎖で捕縛される。
「ヒメちゃんこれでいいかな?」
「ハクよ腕を上げたな?」
「儂も敵わないかもしれないな……」
そんな所に念話が飛んでくるそれもハクから?
「大丈夫ベットでも私なら貴女に勝てますから勝負します?」
「ハクよ老婆をからかうものじゃないぞ?」
「ならこれが落ち着いたら一度貰うねその身体を……」
「知らん知らんそんな事言っても儂は、落ちないぞ!」
「皆初めはそう言うだよね……」
「本当にお主昔と何か変わったの!」
「お褒めの言葉有難うございます」
「褒めておらんよ!」
「さて、夜の遊びの事は置いといてこいつらギルドに置くちゃっていいですか?」
「娘に連絡するからちょいまっとれ……」
本当に父親の性格と天然に言う言葉は、母親譲りか……
「ハクよ問題ないここの座標に送ってくれるか?」
「解ったけど?」
「ヒメちゃんもギルド送る?」
「儂よりそこで震えている子供を助けて家に連れて行くぞ」
「そうだね、母親も心配してるだろうから連れて行かなきゃね……」
幼馴染の家は、その後行こうと思いながらヒメちゃんの後を追う。
少女は、ヒメちゃんの手を握りながら家へと案内すると中から親らしい女性がでてくる。
事情が事情なので、ヒメちゃんが説明している部屋の中でゆっくりと話す事が決定する。
「家の娘がお世話になりました」
「まさか、うちの旦那がそのような犯罪に手を染めるとは……」
「一ついいでしょうか?」
「ヒメサマ様こちらの方も知合いの方だったんのですね」
「そうじゃよ? 儂の知人の子供じゃから昔から仲が良いのじゃよ?」
「昔の知人時代の子供て事ですよね?」
「まさか……」
「ヒメちゃん時間かかるなら探しに行くけど場所が変わってるみたいだから教えて?」
「いや、ハクよここじゃよ?」
「お主の幼馴染でその後不幸な事が起きて、名前がキラオズマイラ・ココネとなったのじゃよ?」
「男を養子に取ったのも表に出ないように、隠すために男の方から使った名前で名乗っていたと言う訳じゃが……」
「言ってる意味が解らないよヒメちゃん?」
「ココネは、お主が居なくなった後解ったのじゃが、貴族の中では、当時人気ある女子じゃったんじゃよ?」
「そして、お主がこれから救いに行こうと思っている長男と次男は、ココネを無理やり襲って出来た子供がさっきの子供じゃよ?」
「じゃからお主から助けに行くと言った時に、幼馴染と言ったのもこれをしるためじゃよ……」
「ヒメサマその方は、まさか……」
「ハクテイト君て事?」
「そうじゃよ?」
「今回たまたま里帰りして儂に会いに来て知ったのじゃよ?」
昔の面影無くなり痩せきって疲れている顔をしている。部屋の物も凄く汚れているし、物があまりにもなさすぎる。食べ物もないて事か……
そんな事を考えているとお腹が空いている事に気づく……
「あ、ヒメちゃん?」
「どうしたのじゃ、ハクよ?」
「昨日の夜から何も食べてないからせっかくだしここで皆でご飯食べない?」
「そもそも材料がないぞ?」
「すみません家が貧乏なので、皆さんで食べれる物がないかもしれません」
「それは、大丈夫かな?」
「手持ちがあるから台所貸してくれたら作る準備するからそこの大きな机の上を綺麗にして席を用意して皆でご飯食べよう」
「ハクよ、お主家事もできるのか?」
「そりゃ~秘書ですからそれくらいできないと仕事大変なんですよ?」
そんな会話の中手際よく準備していく私は、栄養がたっぷりとれる鍋とご飯を作りながらこの間簡単に作れるお菓子をマリアちゃんから聞いていたのでそっちも準備しながら作る。
あれから三十分くらい過ぎると要約完成するが、あの栄養と身体の動きを見ているとどうしても幼馴染が何かの病気にかかっているきがしてならないと言う事で、マリアちゃんに念話を飛ばし薬を貰う事にする。
マリアちゃん達と組んだパーティーを脳内で探すとマリアちゃんの名前が表示される。
念話を飛ばすと繋がる。
「あれ、ハクテイトお兄ちゃんどうしたの?」
「僕に何かご用?」
「マリアちゃんちょっと知合いが病気にかかっているみたいなんだけど手持ちの薬だと治せないから何か飛ばせるこっちに?」
「私が上げた袋に薬ボックスが入っているはずだからその中にエリクサー特効薬ポーションが入っているからそれ飲めば大抵のここの医学で出来ない事は解決するはずかな?」
「ちょっとまってね、袋に手を入れてボックスと念じると手に重さを感じる」
「確かにボックスがあったよ?」
「それに入っているから元気になる様に看病してあげてください」
「そっちは、楽しいのかな?」
「今アトラクションにチャレンジしているので、楽しんでますよ?」
「このお礼は、帰ったらベットの中でお礼を……」
念話が切れる――
そして、私の念話ないにコメントが残される。
カゼフ様からの一言が、次あったら埋めるじゃすまないのとスノーちゃんが殺すて言ってるぞ?
そんな念話に文字が……
冗談だよと念話を二人にすると?
『死刑決定』の四文字が返ってくる。
そんな念話をしながらも手は休まずに料理を進めて行くと煮込む時間が少し余裕があるので、幼馴染のいる部屋にノックをして入る。
「ココネ居るか?」
「はい、少しお待ちください」
「どうぞ」
私は扉をゆっくりと開けるとそこには、昔似たようなデザインをした服に包まれているココネがいる。
久々に私は、「ココネちゃん」と呼んでみると? 寂しそうに、「はい」と返事をされる。
そのまま部屋に上がり一言声をかける。ココネちゃん口を開けてと……
「えぇぇぇぇぇ!」
「な、何をするつもりですか?」
「知合いから貰った薬を飲ませようとしただけだから早く出ておいでそんな箱に入らないで……」
「その箱があると入る癖まだ治ってないだね?」
「ま、いいけどこれを飲んで……」
私は、ハクさんに言われるがままに変わった色のポーションだったけど信頼できる人からのポーションだったので普通にのみ事が出来る。
すると不思議な事が起きる。少し若返りそして、身体の中に発生していた病気が綺麗さっぱりに消えている事が解る。
「こ、この薬高い物ですよね?」
私は、飲んでからこの効能は凄すぎて値段が気になってしまう。
「お金はいいから知合いから貰った物だから」と私が考えている事が解るわけだから本当に秘書の仕事しているのだろうと思う。
ご飯は、いつも食べている物より数百倍美味しい物ばかりで、ヒメサマと私と娘は喜んで食べている。
「その食べっぷりをみていると、作りがえがあるわ」と私は、微笑む……
「お兄ちゃんて笑うとお姉さんにも見えるだね!」
「それはそうだよ娘さん?」
「あの子は、母親にも似ているわけだからね」と明るく返事を返したところで子供は眠りに入る。
やはり犯罪に巻き込まれた事で緊張が解けた事と美味しい物が食べられて大変な事が重なって、力が抜けたのでしょうからハクよその子をそこのソファーに横にしてきなさい。
「解りました」と答えてソファに娘さんを置き今後について話し合うて事で、お茶のセットをだして振舞うと?
「昔に比べてかなり良い者になったな」とヒメちゃんに褒められる。
そして、今回のこの都市の問題を解決する為の話し合いが始まるのだった。
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