第75話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【書庫で休憩中の出来事】

 休憩中ぼ~としていると足音が聞こえてくる。


 誰だろうて、お爺ちゃん達以外いないか……


 もしかして、書庫に入るのまずかったのかな?


 僕は、ドキドキしながら扉を見つめる。


 すると、リュウテイお爺ちゃんとフォ―スペルお爺ちゃんが来る。


 「おっやっと居た!」


 「探していたんだけど、ウィンちゃんに聞いたらここに居るていってたから」


 「僕に、何かご用事が?」


 「マリアちゃんの事だから書庫で時間潰しているだろうと思って、スキルが消費しないスクロール作って持ってきた感じかな?」


 「マジですか!」


 「本を読むたびに休憩して時間を潰していて大変だったのですが、相談すればよかった……」


 「多分見つけるまで最低でも三日くらい使うからこのスクロールのスキルをあげるよ」


 『SP外部封印』:本人が希望しない限り万物類に値する物と者からSPを奪われる事はなくなる。


 僕は、スクロールを開きスキルを覚える。


 「お爺ちゃん達これでゆっくり本が読めます!」


 「有難うございました!」


 「そうそう、初代達は、夕方くらいに戻って来るからそれまでここで勉強するといいよ」


 「またね、マリアちゃん」


 僕は、笑顔で手を振りながら見送る。


 これで、本がゆっくりと読める。


 そして、僕は、書庫の入り口に入り禁術系の棚を目指すのだった。

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