第67話 お泊り休憩中の出来事…⑦

 お風呂場につくと、いつものように、お爺ちゃん達の背中を流し、お姉様と洗いっこして、湯船に浸かる――


 「ウィンちゃんの憑物結構悪さしとるじゃろ?」


 僕は、そうですねと言う。


 あと二日くらい憑りついているだけだからそんなに問題は無いが、邪魔なら退治するぞ?


 「いえ、これはこれで楽しんでますので問題ないです」


 「なら放置てことで……」


 お姉様から念話が飛んでくる。


 「有難う!」


 「これで夢で見た姉妹と遊べる!」


 「そんな事かよ!」


 「ちゃんとお姉様にスキル覚えさせないなら禁止にするよ?」


 「キスもこの二日間は、禁止!」


 「何でもスキンシップは、禁止にしてもいいならちゃんと見ておいてね!」


 「お姉様を強くしてよ?」


 「その対価なら姉妹で遊ぶのは許すから――」


 「肝に銘じときます」


 「話変わるけど?」


 「ん?」


 「その姿後何時間くらいもつの?」


 「う~~ん」


 「夜中の三時くらいかな限界は……」


 「そうなんだ――」


 「何か知らないけど一瞬寒気がしたぞ?」


 「気のせいだよ、 マリアちゃん♪」


 「僕が寝ている間に何かするつもりか!」


 「それは、秘密かな?」


 ダイトカイトお爺ちゃんが、二人の念話が儂にも聞こえのじゃが?


 『『えっ!』』


 『あっ!』念話通話の欄に、ダイトカイトお爺ちゃんいる!


 「何で?」


 「それは、お爺ちゃんの愛情とか言ったらうそになりそうだから」


 「その憑りついている物は、儂が封印している物の一つだからその子が念話すれば儂も自動で参加する」


 「床のジュースは、まさか二人の唾液とは、シルフィーお爺ちゃん得したな!」


 『『いや、そこは、否定しないと!!』』


 二人で息がぴったりとつっこむ。


 「お爺ちゃんちょっとまって、すると?」


 「この憑りついているのが、会話してる内容全部聞いていたて事?」


 「だからか……」


 「あのタイミングで、結界張ったのは、そう言う事か!」


 「あのタイミングは、凄いなと思ったら僕とお姉様の会話が聞こえてたて事なのね!」


 『『恥ずかしい!!』』


 二人とも身体から顔にかけて真っ赤になる。


 周りのお爺ちゃん達は、のぼせたのかと聞いて来る。


 僕とお姉様は、そうですとお爺ちゃん達に伝える。


 少し岩の所で、涼んでからまた浸かりますとお爺ちゃん達に伝えてその場を離れる。


 岩の周りには、大きな樹が植えてありとても綺麗だった。


 そして、二人は……


 お爺ちゃんをチャットからだそうと言う事になり頑張ったものの駄目だった。


 二人は、仕方ないと言って――


 「今夜やるでしょ?」


 「お姉様?」


 「そうだね、燃えるように、とことんやろうか?」


 「時間は、夜の十時頃から朝の二時までて事でいいかなマリア?」


 「お爺ちゃんが明日血だらけで起きる感じでやろう――」


 「悔しいけど、その話のった!」


 二人は、念話は、せずに岩場で今夜の目的を話し合う。


 ダイトカイトお爺ちゃんの行方は、どうなるのだろうか――

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