第16話 寝ながら睡眠学習【水編初級1】

 眠りから目覚めると、虹色の湖が見える……、そこから、高校生くらいの子が、僕の所にきた。


「初めまして、マリアンローズ……」


 高校生くらいにみえて、しっかりとした声の人だなと思ってしまった。


「私が、水精霊です、今後とも宜しくね」

「それと、闇ちゃんが色々とお世話になったみたいで、ありがとうね」


 凄い満面な笑顔で言われた。凄く可愛い方なんだなと見ていて飽きないなと思った。


「さて授業に入る前に、支援と攻撃どっちを先に学びたい?」

「僕は、支援と答えた」


 選ばしてくれるとか、とても良い人だな。


「それは、どうしてなのか言える?」

「はい、お姉さんが、狩りから帰ってくると、いつも切り傷が、よくあるので……」

「それを治療したいと思ってます」


 やっぱり貴女の心は、綺麗な心なのね、私は嬉しいわとまた微笑む。


「初級で、それも、支援を学んで、それから、初級の攻撃を学んで、最後に補正系を学びましょう」

「補正系?」


 首を、傾けると、耳がぱたりと、とじる――。


「支援に、似ているけどこれは、錬金術、アーティファクト、に付与とかの機能も出来るのよ」

「例えばここにただの矢があるでしょ? これを水で覆って、付与するとこうなる。二本付与したから確認してみて」

 僕は、鑑定スキルで、矢のステータスを見てみた。


 純水の矢:効果聖属性の効果あり/不死系に即死or防御無視が発動

 氷の矢:敵を凍り状態の効果あり/凍死すう事もあり


「どう?」

「凄いです、効果がついて怖い物に変わってます」


 これは、お姉様の力になるな、凄いな付与て……。


「私から付与を学ぶと今までの覚えた精霊系の属性も付与できるようになるかな?」


 だからこれを教えるのは、初級の最後の時に教えます。


「さて支援系だけど?」

「回復だと初級で学べるのは、『ヒール』、『キュアー』の二個ですね。


 光精霊様から学べば初級でも良い回復がありますけどね……。


「ま、まずこの二個を覚えて効果を上げる所から始めますか?」

「『ヒール』は、回復魔法で、『キュア―』は、状態異常などに、効果ありです」

「それと私の趣味である魔法で、錬金術お持ちならこれを覚えるとポーションが作れます」


 趣味とか凄いな、精霊様クラスのレベルになるとそういのも作れるのか……。


「ポーションの水」と言うのを、一緒に教えますので、こちらも覚えると、得かも知れません。

「説明ですが、【ポーションの水】とは、付与魔法、錬金術を使う事で、これだけの種類が出来ます」


 新しい知識が、覚えられるてなんかうれしいなと思ってしまう。


「私が知ってるのだけしか種類言えませんが、他にもあるはずです」

「『回復』、『状態異常』、『身体向上』、『精神集中』、『SP』、『蘇生』、『聖水』、『防具属性』、『種族変更』…etc、【種族変更】と言うポーションですが、一時的に、違う種族に、変更が出来る使用ですね」

「それで、話を戻しますが、付与の関係を、先ほど説明しましたが、マリアさんの場合だと、六属性の魔法を付与して瓶に詰められます。使いようによっては、最強かもしれません」


「瓶か、いいな……」

「何かのドリンクみたいで、かっこいいかも……」

「たとえばですが、強力な魔法を、ポーションに、保存する事も可能ですが、絶対に作成が成功するとはいえないので、運と努力、作り続ける心が、あれば成功もあがります」


 それでは、今日は、先程教えた、二種類の回復魔法、状態異常の精霊魔法を練習してください。


「ここの広場は、特殊な方法で、周りの物に、異常状態になっている植物、湖、動物などを設置しています」

「どの子達にも、理由を話して、異常状態になってもらっているので、助けてあげて下さい」

「そして、普通の自然にかえすのが、今回のお題です。頑張って解除してあげてください」


 ちなみに、移動の方法は、魔法の液体で風魔法がかかる。か

 なり便利だなと思った瞬間だった。

 僕は、習った……、精霊魔法で、植物、湖、動物のケアにあたる。

 確かに、使う度に、威力がましていくのが解る。

 一度の状態異常の回復で、出来なかった物があれば、何度か試すと、効果があらわれるが、回数によって、効力がますこともあり、段々と数が、減り、回復量が増えたなと実感できるようになった。

 状態異常に対しても、使う度に、効果の変化が解る。

 精霊様の話だと、使うたびに、『魔力量』が上がり、『効果』、『威力』が、上がり、それによって状況も違ってきると話されている。

 状態異常が、すごいから試す事は、必要な事なんだなと実感しながら黙々と魔法を放つ。

 いきなり、精霊様が、ちょっとポーションで、作る物があるからと、そのばからはなれる。

 すると少し時間が過ぎてから。


「ただいま~」と戻ってこられた。

「これで、練習できるわね」といってポーション飲ませてもらうと、なんとびっくりな事に、浮与魔法が使えるようになっていた。これで、好きな場所に移動が広がる。


 僕の中で、ポーションて便利だなと、内心すごく嬉しそうになってしまう。

 この空間での異常、回復が終り今日の目標が達成して、終了する。

 水精霊様に、お疲れ様と言われる。初めの方で、魔力の回復手段がなくて、SPが切れたりして、大変だったけど、途中から魔力量があがり、だんだんと魔力が、途中からだんだんと切れなった。

 自分のステータスは、まだ確認していないが、きっと結構上がっているのかなと思ってしまった。

 これで、今回の支援魔法での使い方による実践が終わるのだった。


――そして、また夜にと、精霊様が、話され……、僕は深い眠りへとついた。

 目が覚めるとお姉様が横になっている。僕が起きるまで待っててくれたようだ。


「お姉様と声をかけると?」

「やっと、起きたよ、マリア」と言われる。


 お姉様狩りから戻られたのですねと僕は、話しかける。


「マリアとお風呂行こうと思って待ってたら寝ちゃった」


 笑顔で言われると何故か少し恥ずかしい……。

 そんな僕を抱きかかえてお風呂場へと向かう。

 いつもどうり、上着、肌着、スカート、縞々パンツを、ぬぎぬぎして、ニーソのみになり、僕の服を脱がしてくれる。

 脱がしてくれている間お姉様の体中をみると少し赤くなったり傷があったりする。

 お姉様に甘えた声で……。


「抱っこして、ギュッとして――」と可愛く言ってみる。


 さらに、魔法で魅力をいつもより強めに使う……。

 お姉様は、仕方ないなと顔を赤くしながら僕をギュッと抱いてくれる。

 抱いてもらった瞬間に、回復魔法の「ヒール」と小声で、唱える。

 一瞬ぱっと光が生まれて、直ぐに光が消えると? お姉様の傷と赤みが消える。


 消えたと同時に、「エナジードレイン」を発動させて正気に戻す。


「あれ私なにしてるだろう……」

「僕は、お姉様にギュッとして下さいと頼んだんですよ」と笑顔で言うと?

「そっか」と満面な笑顔で返してくれる。


 そして、「あれすり傷、赤みが、消えてる?」

「もしかして、マリアこの為、にギュッとしてと頼んだの?」


 僕は、お姉様の傷と赤みを見て治せたらいいなと思って、今日習ってきた水魔法を使いましたと話す。

 お姉ちゃんは、感動だよと言ってまたギュッとしてくれる。

 そんな感じで、お風呂場に行き体を洗い終わった後に、今日は珍しくお風呂で胸のマッサージをする事に……。


 お湯に浸かりながらそれも抱っこしてもらいながらお姉様の胸を揉む。

 最近、100回が、200回に、増えたのと、またバストが1cm大きくなったと、喜んでいるのをお母様と一緒にお風呂に入った時に話をしてたのを思い出す。

 手つきが、だんだんと慣れてきたので、最近色々と工夫をしながらマッサージをする。

 たまに、ホルモンバランスを考えて誘惑を強力にして、揉む――。

 するとお姉様から吐息が漏れる。


「マリア――」とこえが、ひきついている……。

「何か愛しいよ……」と人差し指を口にいれて、何かのお願いをしている。

「どうしたんだろうか――、私、マリアの事が、こんなにも愛しいと感じるなんて……」

「マリア――、マリア――、マリア……」と小さな声で、呟く――。


 お姉様の声が、可愛らしい声で、僕に話しかけてくる。

 そして、終わる頃には、危なくお湯に沈みかける事件もあった事が過去にある。

 私、狐族なのになんでこんなに火照って、のぼせちゃったんだろうね……。


「どうおもっているの、マリアは……」そんな呟きが聞こえる。

「僕は、お姉様に、狩りで疲れたのでは?」

「う~~~ん」

「確かに、今日の狩りは、結構奥の方まで言ったからね」と話されるが……。


 あまり危ない事しないで下さいと僕が言うと……。


「心配してくれて有難う」

「マリア――」火照った体でギュッとされる。


 その後、脱衣所に、行き着替えて、昼ご飯の為、食卓へと向かうのだった。

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