第29話 西洋趣味

私は目をさました。説明によると、私の首から下をだれかのと継ぎかえたという。鏡を見ると継ぎ目があった。ふらふらする。廊下から階段へ移動する。踊り場に変な影がある。それを追求するんだろうと思っていたら、西洋趣味の階に出る。天井から尻の模型が突き出ている。西洋風の女教師がそれを指さす演劇。追求のため、私たちは一番前の席にすわる。女王や大臣と同じ列だ。いいんだろうか。横の大臣の巨大な手が私のひざのうえに置かれる。高等学校に侵入して調べ物をしてほしいとのこと。つまり、スパイをしろといっていた。

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