第21話 植木鉢
依守美は塩対応で有名で、今日も握手会に来ていない。代わりに、依守美の等身大人形の、腰のあたりの部分が置かれている。塩対応、塩鮭の切身という意味らしい。依守美は握手会に行くかわりに喫茶店でバイトをしている。軽食もありごはんが入ったおひつが置いてある。マイ茶碗ならぬマイ植木鉢をもってくる人がいて、植木鉢の中にごはんを入れはじめるため、依守美は大根の葉をいっぱい刻んで上からふりかけて対抗した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます