第9話 店番

私が店番をしていると黒人ギャング団が入ってきた。私は抵抗しなかったがおそれおののいた。しかしギャングのボスが急用のため出てゆくと残りの連中も出ていった。四台の高級外車が店内から外へ順に走り去ってゆく。赤いオープンカー。さて、私は大学の図書館へ行った。本棚には夏休み昆虫叢書が並んでいる。私は『粘体の歴史』という本を手にとった。大学内では騒ぎがあり私は仮面の連中に拉致された。複数の男女が塔の上に連れてこられ、ウェディング衣装を身につけさせられた。つまり、別れた恋人たちをさらってきたのだ。すべり台が二つあり、どちらかに入れという。一つは無事だが、別れた恋人がウェディング姿で写真が下でとられる。もう一つはそれはないが死ぬ。どちらがいい。男たちはそれで助かるのかと安堵したが女たちはいやな顔をしていた。さて、通路わきに更衣室があり、私は恋人と離れて飯台にすわっていた。美人がとなりに座り話しかけてきた。私はこう親密に話すところを見られて不信感がめばえるかもと思った。明日から夏休みだった。私の友人とその恋人は全裸になり、階段のところのお風呂に二人で入った。私は二人にまた会おうと言った。私の恋人は更衣室にあるプールに入っていた。私は彼女に水着を脱いでくれと言ったが掃除中だからだめだという。スペイン人とのハーフの男が私の恋人に向かって、オレの正面に座ってくれと言った。恋人ははいはいわかりました、と軽くいなしていうとおりにした。つれない様子にその男は苛立っていた。彼女が好きなのだろう。

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