第10話 終電クラブ

 終電クラブ、名前も知らない顔馴染みが乗る終電を勝手にそう呼んでいる。

 ある日を境に一人の姿を見かけなくなった。彼も卒業か。

 仕事がひと段落して自分も卒業。

 なおざりにしていた健康診断の精密検査を受けたら緊急入院。

 相部屋の病室に見慣れた顔。

 終電クラブの同窓会が始まった。


(了)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る