小生小説講座『世界の中心で主人公が叫んでるんだってさ』
諸事情により、書いた文章を精査する必要が出てきたので、急遽違う駄文を書いております。急造の捏造(ラップ)ですので、いつもより二割(当小生比)ぐらいてけとーです。よろしくね。
さて、いつもの長い前置きはカットして。
『物語の中心に主人公を置きましょう』
この一文で今回のテーマの八割ぐらいは終わります(笑)
マジです(本気)
これは面白い物語を作るための一つの手法に過ぎませんが、『主人公をきちんと物語の中心になるように配置する』だけで、『読者を楽しませ易い物語』を製作することができます。
ほんとに基本中の基本なのですが、それが出来ていない人もいたりします。なので、今回はシンプルに三つの要素に分けて、分かり易く説明してしまいましょう。
『主人公を中心とした人物相関図を構成する』
『主人公がきちんと活躍するシーンを構築する』
『その物語に適した主人公を配置する』
はい、この三つです。
たぶんもっとありますが、面倒なのでこの三つです(汗)
一つ目の『主人公を中心とした人物相関図を構成する』というのは、単純に『主人公をモブにしない』ということです。
もちろん『主人公をモブ』にしても構いません。しかし、その場合は『モブ主人公』を中心とした『キャラクター(人物)の配置』をしなくてはなりません。
つまり、それがどんな主人公であれ、『物語の中できちんと目立つ立ち位置』をキープさせることが重要です。
言い方を変えれば『主人公の特異性を際立たせる人物相関図を作る』と言ってもいいかもしれません。
例えば『天才のキャラクターがたくさんいる中で、主人公だけが才能が無いキャラクター』とか『天才のキャラクターがたくさんいる中で、主人公が更に天才のキャラクター』とか。
よくある手ですが、これだけでも主人公が目立つ存在になります。
まあ、物凄い雑な説明ですけど(笑)
物語の中にキャラクターを配置する理由は様々ですが、その基本は『主人公を目立たせる(面白くする)こと』です。
『主人公と交流させるキャラクター』
『主人公と敵対するキャラクター』
『主人公を競い合うキャラクター』
主人公だけに偏り過ぎるのもバランス的には悪いですが、まずは『主人公を中心とした人物相関図』をきちんと作りましょう。
そこから派生して『脇の繋がり』とか、『他のキャラクター同士の因縁』などを考えていくのがやり易いかなーと思います。
これが出来ていない作品だと『物語の中で主人公が置き去りにされる危険性』があります。冗談ではなく、プロの作品ですら『主人公が主人公をしていない』作品は存在します。
まあ、作品の中にはあえて『主人公を蔑ろにする物語』もありますけど、その作品を読者に面白いと思ってもらうためには、それ『相応の力量』が必要になります。
そういう作品は『テーマ』が重要になりますので、頑張りましょう(投槍)
主人公を『傍観者』として描く手法もあります。
さて、次は二つ目の『『主人公がきちんと活躍するシーンを構築する』です。
これは『主人公が活躍した方が読者が面白い』からです。終わり(笑)
いやはや、これにもきちんとした理由はありますヨ。
それは『読者は主人公に感情移入することが多い』という理由です。
『ぼこぼこにやられている主人公』を見るより『敵をぼこぼこにしている主人公』を見る方が面白いと思う読者が多いわけです。
『一度ぼこぼこにされた主人公が後でぼこぼこに仕返す』
という要素をWEB小説では『ざまぁ』と呼ぶこともあります
韓国ドラマではよく使用される手法です。
どんな物語であれ『主人公が活躍するシーン』を入れるだけで読者が喜ぶことは多いです。『水戸黄門』だって視聴者は『印籠を出すシーン』を待っているわけです。
『主人公を活躍させる』ためには『悪役の存在』も大きいです。『適当な悪役』だと主人公が活躍しても面白くありませんが、『強大な悪役』相手に主人公が活躍すればめっちゃ面白いです。
時代劇などでは『主人公を活躍させる』ために『悪党の悪事をきちんと描写する』わけです。『必殺仕事人』など相手が悪ければ悪いほど、最後のシーンが面白くなります。
逆に『悪党が最後まで逃げ切る』という作品はあまり『読者受け』がよくありません。『テーマ』として描くならばありですが(社会派作品)、『娯楽作品』としては微妙です。
現実ならば逃げられてしまうような悪党を物語の中で倒す。
それが『娯楽作品』の基本でもあります。
『スカッとジャパン』などはその基本を元に作られているテレビ番組ですね。
変化形としてはその活躍を主人公にやらせず、『主人公の相棒』に任せる場合もあります。『探偵助手』が主人公の場合、謎を解決するのは『探偵』の役割です。
ただその場合でも『探偵助手』にも活躍するシーンを入れた方が『読者受け』はいいです。『主人公の何気ない一言から探偵が事件の謎を解く』とか。
テクニックとしていろんなやり方があるので、これも勉強しましょう。更に発展系としては『モブを活躍させる』というのもありますが、ややこしくなるので今回はカットカット。
えーと、最後は『その物語に適した主人公を配置する』です。これは言うまでもないことですが、『物語に適した主人公を配置してください』というだけの話です。
そもそも『その物語に適しない主人公』を物語の中に配置すると、物語が展開しません。発展もしません。空回りするだけです。
もちろん物語の中で『主人公の設定』などが邪魔になることはよくあります。
書いてみて『余計だったなー』と思うことは仕方がありません。
ただそれ以前に『まったく合っていない主人公』を使ってしまうケースがWEB小説ではたまにあります。
『物語というのは主人公が作るもの』です。
そのため主人公が物語に合っていないと物語れませーん。
例えば『暗い世界観の作品』があるとします。
『世紀末』でもいいですし、『悪党が蔓延ってる異世界』でも構いません。
そこで作者様が『暗い物語』を書きたいならば、『暗い主人公』にしましょう
『人間不信で誰も信じない主人公』とか
『奴隷で虐げられている主人公』など。
逆に作者様が『明るい物語』を書きたいならば、『明るい主人公』にしましょう。
『主人公最強で悪党をなぎ倒すような主人公』とか。
『賢くて逆境を吹き飛ばすような主人公』など。
基本的に物語というのは『世界観』と『主人公』で語られる内容が変わります。
明るい世界観に明るい主人公。
明るい世界観に暗い主人公。
暗い世界観に明るい主人公。
暗い世界観に暗い主人公。
こうしててけとーに書くだけでも、それが『どんな物語になるか』というのはある程度想像できるはずです。自分が書きたい物語に適した組み合わせを選びましょう。
更に発展させれば、
明るい世界観に明るい主人公、明るい仲間。
明るい世界観に明るい主人公、暗い仲間。
暗い世界観に明るい主人公、明るい仲間。
暗い世界観に明るい主人公、暗い仲間。
といろいろ組み合わせて『物語の基礎』を作ることができます。
これを『要素の組み合わせ』と言います。
一部の天才を除けば、物語を作るという行為は『要素を組み合わせて、そこから物語を想像していく行為』です。0から1ではなく、1から2を生み出す。そこに自分の感覚と知識をぶっこむのが、『創作の基礎』ですん。
この辺りは後から更に言及するので、今はカット。
思ったより長くなりましたが、いちおう語るべきことは語ったかなー。
ってか、書く順番間違ったな。『その物語に適した主人公を配置する』を最初に説明した方が構成的に良かったですよねー。面倒なので書き直しませんけど(汗)
まとめ。
『物語を作るのは主人公である』
『主人公を中心とした人間関係を書こう』
『主人公が活躍した方が小生は好き』
何か違うような気もするけど、これでいいや(笑)
まあ、『主人公には主人公たる理由』があるわけです。
『物語の中でそれをどう表現するか』によって『物語の内容』が変わります。
そういうことを考えて他人の作品を読むのも勉強になるかもしれません。
学問的には『主人公の在り方』みたいな題名で系統化できると思いますが、研究してる人いるかなー。大学とかだときちんと教えてるんですかね。知らんけど。
才能のある人は小説を読むだけで小説を書けるので、技術的にきちんと文章化されてないような気がします。
まあ、小説は天才じゃなくても面白い作品を書けるので、面白い媒体だと思います。漫画の絵は上手い下手がはっきりとしてますが、小説の文章のその辺りはかなり曖昧です。プロでもふつーに意見が分かれます。
『伝わればいい』というのが基本で後は『好み』の影響が大きい。
やはり上手い人は上手いですが、それだけで売れることもあまり無いですし。
『ミステリー小説』とかはそこまで文章の上手さに拘る読者も少ない気がします。
死体発見のシーンなどを幻想的に書く場合はけっこうありますけどねー。
文章が上手いほうが固定ファンが付き易いことは確かです。
ただその場合は上手いというより『独特』と言った方がいいかもしれません。
『その作者様にしか書けない文章を書ける』
というのは一つの武器です。
でも、持って無くても戦えないわけではありません。
自分の持ってる武器をきちんと把握することも大事です。
『別のテーマ』になるので終わります(笑)
さて、次の更新はどうなるか分かりませーん(爆)
小生としてもかなり予想外の事態に陥ってまして。
まあ、あまり詳しくは言えませんが、何とかしてみます。
難しい問題です。
<てけとーに書いたら長かった(汗)>
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます