最近読んだ物語のお話
まあ、ちょくちょく読んだので統括して軽く感想を書いておきます。
後から個別で書くかもしれませんが、それはそれということで。
商業の本は『薬師寺涼子の怪奇事件簿 白魔のクリスマス』を読みました。
もっとも読んだ後にほとんど何も残らないお話でしたけど(爆死)
作者の言いたいことを『登場人物に直接言わせる(言わせ過ぎる)と駄目になる』という典型的な作品です。敵役にまったく魅力が無いのも更に駄目駄目。
もちろん作者の言いたいことを込めるのが物語でもありますが、そこを上手くやらなければそれはただの『宣伝』と同じです。最初の方の作品(シリーズ)と比べるとその書き方の違いが分かると思います。
(『シン・ゴジラ』も一箇所だけこの失敗をやらかしました)
(物語の中に作者の顔が見えるというのはあまり良い傾向とは言えません)
ま、全体的には初期作の『魔天楼』と比較すると分かり易いでしょう。
ぶっちゃけ『魔天楼』の焼き直しみたいなお話ですし。
うん、まあ、それでも擁護するなら前作の『海から何かがやってくる』よりはまし。興味がある方は『アマゾン』のレビュー辺りを参考に。
『魔境の女王陛下』までは面白く読んでいたのですが、この二作に関しては読まなくてもいいぐらいですな。好きなシリーズだっただけに残念無念。
でも、そういうものです。
えーと、他には『嘆きの亡霊は引退したい』の二巻を読みました。
これも評価が難しいんですよねー(汗)
面白いことは面白いのですが、『勘違い小説』としてはWEB版の方が面白い。書籍版はわざと『無難な作風』にしている印象です。戦闘シーンも多めですしおすし。
もっとも両方読めばいいのですが、どちらが好きかと言われれば『WEB版』ですね。この辺りはネタバレも含めて後から比較した感想を書くかもしれません。
『なろう』ではランキングを軽く漁って『二の打ち要らずの神滅聖女』と『俺は星間国家の悪徳領主!』が面白かったです。
『二の打ち要らずの神滅聖女』はけっこう好きなパターンの物語で、主人公が突き抜けてるのが好きです。『薬師寺涼子の怪奇事件簿』が好きなのと同じ(近い)理由だったりします。
『目覚まし時計』との掛け合いも良い感じ。
いや、こう書くと意味が分からないと思いますけど(笑)
あ、よく見たらカクヨムでも連載してたわ。
わーい、カクヨム話でした。ノルマ達成(ガッツポーズ)
『俺は星間国家の悪徳領主!』は以前から興味があったのですが、いつのまにか連載になっていたので読んだら面白かったです。
後から作者様を確認したら『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』の作者様でした。何度目だよこのパターン(笑)
いや、読む前にほとんど作者様の名前見ないからネー。
何か読んでる最中に『既視感』みたいのは感じたんですけど。
ストレスが無くなった『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』みたいな話なので、こちらの方が読み易い作品となっています。勘違い小説としては『陰の実力者になりたくて!』に近い感じの作品かなーと思います。
カクヨムでは『隠れ武術家、怪奇狩り』を読みました。
なかなか面白かったですが、ちょっと手堅くまとまりすぎかなーとも思いました。
個人的な好みを言えば、もっと『はっちゃけてる』方が好きですね。
でも、現代の『ラノベ』としてはこのぐらいがちょうどいいのかもしれません。
もっと年齢層を高くすると『菊地秀行』氏みたいな作風になるのかなーと思います。『魔界都市』とか『退魔針』とか、読み手を選びますけど小生は好きです。
まあ、他にも目星つけてますけど読んだのはこのぐらいかなかな。『虚構推理』も新しいの二冊買いましたけど、漫画版も合わせて中身は大体知ってるのでまだ読んでません。
ってか『アニメ化』するらしいですね。
でも、これってアニメ向きかなー。
たぶん『表現方法』次第でしょう。
『虚構推理』も刊行されたとき評判は良かったのになぜか一度死んだ作品なんですよねー。すぐに続刊が出ると思ったら音沙汰が無くて、なぜか漫画化になって、いつの間にか人気作になっていたというよく分からない経緯を辿った作品。
しかもなぜか漫画の方で続きが展開されるという更に謎の展開。
小説版の売り上げ悪かったのか?
『雨の日も神様と相撲を』も素晴らしい作品なのですが、『相撲』という題材が地味なのかあんまり注目されてない感じですしおすし。
もっともデビュー作の『名探偵に薔薇を』自体が一部のミステリーファンが知ってるぐらいの扱いでしたし、『スパイラル 推理の絆』の原作者として一躍有名になった方ですので、どちらかというと『漫画原作者』としての知名度の方が高いわけです。
(『スパイラル』も名作ですので興味がある方はどうぞ)
でも、まあ、どんな形にせよ続きが読めるのは嬉しい。
小説版よりも漫画版の方がキャラ立ちがいいのでこれはこれで。
今連載してる新しい話も面白いですし。
ミステリーって『導入部の設定』からワクワクするよね。
ここが上手いと期待値が跳ね上がる。ミステリーの主流の一つが『自分で作った設定をミステリーに仕立て上げる』という作風で、きちんと設定を作っていれば『自由にミステリーを展開できる』というのが強みなんですよねー。
ミステリーは『読者との約束』が全てですので、その辺りをしっかりと伝えれていればいろんな設定がミステリーに成り得るわけです。
強調して『絶対無い』と書かれていれば、それは『絶対無い』という『約束』になります。
もっともそれを破るのもミステリーの定石ですが、そこを上手くやらないと読者が怒り出すだけの作品となりますのでご注意ください。
ミステリーは特に読者を納得させる必要があるのです。
まあ、そんな感じでミステリーの話をしてますけど、ぜんぜんミステリー読んでないのですががが(汗)
ミステリーを読む場合は『ミステリー脳』が必要と言いますか、『想像力』ぷらす『理解力』が必要になります。情報量が多いですし、覚えておかないといけないことも多いですです。
さらっと読んでると登場人物の名前すら分からなくなるときがありますし(汗)
序盤は『登場人物一覧』を参考にして読むことも多々あります。
最近は素で読めない名前とかあったりして更に大変。
毎回『振り仮名』が欲しいと感じることもあります。
昔、ずっと勘違いして覚えていた名前とかあった気がするなー。
友人との会話で間違いが発覚したりとか。自分だけですかね(汗)
そんな感じでぼちぼちと読書をしてる日々です。
最近までは『テイルズオブレイズ』でダオスをだおしてましたけど(おち)
<キールのホワイトデーは良かったです>
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