エッセイコンの結果
残念ながら小生の応援していた作品は落選してしまいました。
まあ、WEB上では読めるので,あまり残念でもないんですけど(汗)
この辺りは作者と読者の温度差ですねー。
でも、書籍化した結果作品がより良い作品になる場合もあるので、書籍化しなくともいいとも言い切れず。だが、その逆もあるので何とも言えず。書籍化とは諸刃の剣なのでございます。
そんな話はさておき。
今回の受賞作の中でちょっと特異な作品に注目すべきでしょう。
それは『モノクローム・サイダー』です。
編集部のコメントを読めば分かると思いますが、この作品は『小説形式』でございます。作品のあらすじにも『エッセイ風の小説』となってるわけですから、いちおう小説という扱いだと思います。
簡単に言ってしまえば、『エッセイコンテスト』では不利な作品なわけです。
それがなぜ受賞作に選ばれたかと言うと、編集部の判断でエッセイ(調)に書き直すからのようです。つまり、このカクヨム版『モノクローム・サイダー』ではなく、エッセイ(調)版『モノクローム・サイダー』が受賞したという形になるわけです。 たぶん。
個人的な感想ですが、この判断は今後開催されるコンテストで大きな影響があるのではないかと思っています。なぜなら、『編集部が直せば大丈夫と判断される作品』が受賞する可能性が出てきたからです。
それは『(コンテストの段階で)未完成の作品』や『結末が書かれずに続編に続く作品』でも『編集部が直せば(書き足せば)面白い』と判断すれば、受賞できるということになります。
他にも『壮大な物語の一部だけ』という作品や『誤字脱字が大量にある』作品なども、編集部が直せばいけると判断すれば受賞作に選ばれるかもしれないわけです。
まあ、普通の新人賞などでは誤字脱字が多いだけでも落とされるという話もあるぐらいですから、そう考えると今回の『エッセイ(調)に書き直せば出版できるから受賞』というのはけっこう大胆な判断じゃないかと思っています。
もちろん、小生はその判断に何の文句もございません。
今回受賞した方々はおめでとうございます。
心からの祝福の言葉です。無料ですし。
ただ普通のコンテストや新人賞よりも広い視野で受賞作を選ぶかもしれないというお話です。今面白い作品より、より面白くなる作品を。
つまり、作品の今より未来を評価するということでしょうかね。
それこそコンテストというより新人賞という感じもしますけどねー。
ま、小生編集員じゃないので知らんですけど。
いつも通り妄想でございます。
ついでに『モノクローム・サイダー』は仮名のゲームを実名に変えるということなので、権利的にどうなんだか知りませんが、某作品のようにトラブルにならんといいですね。
とだけ言っておきましょうか。
ま、余計なお世話でございます。
<完>
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