WEB空間に置ける宣伝の価値は?

 小生、ちょっとカクヨム外部宣伝に潜入してみました。

 ほーほーなるほど、今のWEB小説はこうなってるのね。

 という感じです。


 小生、実は前からある疑問を抱いていたのだが、何となく解決した。

 それはWEB空間の商業化である。

 

 昔のWEB空間での創作活動は、もっと趣味的なモノだったと思います。


 世間で流行っていなくとも、自分が作りたい作品を作る。


 そんな感じですから、読者を集めるのだって一苦労。

 多くの作品が読まれることなく、今もどこかのサイトに眠っているでしょう。

 ですが、 


 大型投稿サイトの登場。

 WEB環境の一般化。

 WEB作品の商業的ヒット


 このような出来事を受けて、創作環境は大きく変わっていったように感じます。つまり、WEB空間に必要とされる作品が変化した、ということかと。


 自分が作りたい作品から、誰かに読んで貰うための作品へと変化した。

 そんな風に感じております。


 昔はWEB空間であった作品は、商業的流行から外れた作品、実験的で売れるか分からない作品、そんな発表する場があまり無い作品の集まりだった気がします。


 例えば、異世界召還の作品。それはもともと『魔神英雄伝ワタル』や『魔法騎士レイアース』など昔に流行して、忘れ去られたジャンルでした。ですが、作者様方のWEB空間での創作活動を通して、以前よりも大きな勢いとなっています。


 例えば、VRMMOという作品。今ではジャンルとして有名ですが、ある作品が世間でヒットするまでは、WEB空間でもそれほど見なかった作品だと思います。

(『クリス・クロス』という良作があったので、知っている人は知ってましたが)

 

 このように、WEB空間での創作というのは、どちらかと言うと『マイナー』や『マイノリティ』という言葉が似合うような環境だったと思います。


 ですが、上記した要素がWEB空間の創作活動を変化させ、マイナーな作品ではなく、安定した作品。不特定多数の人々に受け入れられ易い作品が、求められる環境を形作っていった。そんな感じがします。

 

 読み易い文体、分かり易い展開、考えなくとも良い面白さ。一人の賞賛よりも、十人の単純な感想。正しい意味での大衆娯楽。

 

 今の流行にあった面白い作品を作り、不特定多数の人々に宣伝をする。

 これは商業的作家さんの思考なのではないかなぁ、と思います。


 つまり、WEB空間(作者)の商業化である。

 と小生は、そんな妄想を懐きました。

 

 それで良くなった部分もあれば、

 悪くなった部分もあるという、


 ただそれだけのお話。


 <昔と今の作品に祝福あれ>

 

 ちなみに、小生はチーレム作品も好きなので、この文章は否定ではありません。

 今もなお、低迷しているジャンルを盛り上げようと活動している方もいます。

 いちおう、この二つを追記しておくことにします。

 

<終わり>




  

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る