蛙の恋

水辺の蛙は恋してる

水面に映る満月の

空にあるのを知らないで

夜毎池までやってきて

飽かず水面に見とれてる

ある日気持ちの昂って

ついに月へと飛びついた

哀れ満月消え去って

蛙の恋は叶わない

耳をすまして聴いてごらん

今夜も蛙の求愛の

哀しい声がするだろう

けろけろ けろ

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