見栄っぱりの魔法使い
魔法つかいは屋根のうえ
秘密のちからをもっている
もちろん空も飛べるけど
見せないだけ
やらないだけ
箒を横に置いたまま
三角屋根に座ってる
箒の上に小鳥おり
彼の隣にうたうたう
魔法つかいは屋根のうえ
なにもしない
なにもおきない
日がな一日屋根のうえ
日がな下界を見おろして
隣の小鳥飛んでゆき
残され独り見ないふり
見栄っぱりの魔法つかい
いつでも飛べるとうそぶきながら
箒は傍においたまま
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます