夢盗む人

夢盗むのは誰なのか

きみと歩いた夢の中

いつかも歩きし 既視の町


しののめ 窓に光り透き 

薄目をあけたその刹那

愉悦の残滓 置き去りに

しとねに独り残される

我が身ひとつが取り残される


夢盗みしは誰なのか

ああ、大切な夢盗む人

夢盗むのが きみならば

きみが持ち去るのならいいのだけれど

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