第66話 慰霊! 生命の行く末を少女は視る (Bパート)
墓地に急行した途端、奥の方にあった墓石が一つ倒れる。
ドォォォン!
物々しい倒壊音が静まり返った墓地に鳴り響く。
「な、なんてことを!?」
「やったのはあいつね」
千歳が指差した方にそのあいつはいた。
熊のように太い腕を持ち、肉食獣のような鋭い爪が闇夜に光る。豹のようなすらりとした体格で、身体のそこら中に黒い斑点があって闇夜に紛れてよく見えない。
「かぎつけられたか」
その怪人の方もかなみ達を認識して呟く。
「あんたが評判の墓荒らしね!」
かなみは大声で指差して言う。
「幽霊じゃないとわかったら強気ね」
「貴様らが今評判の魔法少女か!?」
「評判かどうかは知らないけど魔法少女よ!」
即座にかなみはコインを取り出し、放り投げる。
「マジカルワーク!!」
真夜中の墓地に、燦然とした光を放つ。
そして、不気味な墓地に煌びやかな黄色の魔法少女は降り立つ。
「愛と正義と借金の天使、魔法少女カナミ参上!」
「鋼の絆の紡ぎ手、魔法少女チトセ参戦!」
カナミの口上に合わせて、チトセも口上を上げる。
「ここでつかまるわけにはいかねえんだ!」
豹の怪人は飛び上がる。
「おっと、逃がさないわよ」
チトセは魔法の糸で瞬く間に豹の怪人を巻き付ける。
「おお!?」
豹の怪人は体勢を崩して、他の墓石に叩きつけられる。
「あわわ、なんて罰当たりな!?」
「そんなこと気にしていられないわ! カナミちゃん、魔法弾を!!」
「りょ、了解です!」
カナミは言われるがまま魔法弾を豹の怪人へ狙い撃つ。
「ぐあ! くそ、よくもやってくれたな!!」
豹の怪人は怒りながら、魔法弾を避けて墓地の外へ向かう。
「逃がさないわよ!」
チトセは外へ張っていた魔法糸で豹の怪人を捕縛する。
「こんなもの!」
「――!」
豹の怪人はその鋭い爪で魔法糸を切り裂く。
「覚えていろ!!」
そんな捨て台詞を言って、豹の怪人は去っていった。
「逃がしちゃったわね……」
チトセは落胆気味に呟く。
「昨晩の怪人は、パルセメという鋭い爪と素早い動きが売りの怪人だそうだ」
マニィは昨日映した豹の怪人の写真をカナミに見せつつ、解説する。
「ふうん、それで墓荒らしした目的は何なの?」
「断言はできないけど、多分遺品蒐集だろうね」
「遺品蒐集……?」
「故人の品物っていうのは取り分け強い想いが宿ることが多いんだよ。そうして法具にまで昇華したものも少なくない」
「でも、ここはお墓でしょ」
かなみは辺りを見回す。
「お墓に遺品なんて……」
「あるんだよ、とっておきの遺品――遺骨がね」
「ひ!」
かなみは小さく悲鳴を上げる。
「い、遺骨……!?」
「あの墓石の下には遺骨がある。あれはとびっきり強い魔力を帯びた遺品だよ」
「そ、そんな恐ろしい物が……」
かなみはゾクリと身震いする。
「はっきり言って、死者への冒涜ね」
千歳は不快感を露にして言う。
「そんな奴を取り逃がすなんて……」
千歳は頭を抱える。
昨晩からパルセメに魔法糸を簡単に切られたことを気にしているようだった。
「あんな怪人に切られるようなやわな糸を編んだわけじゃないのに……」
「千歳さん……」
「油断したのね、今度はちゃんとやるから安心して」
千歳はかなみの方を見て、ニコリと笑う。
「は、はい……」
ただ、かなみはその言葉だけでは完全に安心できなかった。
ここまで取り乱している千歳を見るのは初めてだからだ。
「今日も来たのね、おはよう」
墓石から香澄がひょろりと出てくる。
「きゃあッ!?」
かなみは悲鳴を上げる。
まさしく心臓が飛び上がるような幽霊の出方なので、何度見ても慣れない。
「はい。昨晩に件の怪人が現れましてね」
「え、そうだったの……? 全然気づかなかった……」
香澄はキョロキョロ辺りを見回す。そのうち、昨日の戦いの痕である倒れた墓石を見つける。
「ああ、あそこね……ひどいわね」
「香澄さん、昨日の夜はずっと寝てたんですか?」
「そうよ。こんなことがあったなんて全然気づかなかったわ」
夜中に寝る幽霊。何度聞いても奇妙な感じがする。
「ひどい……」
そんな中、不意に背後から女の子がする。
「あ、こんにちは」
かなみは気づいて挨拶する。
「こんにちは。これ、何があったの?」
女の子は倒れた墓石を指差して訊く。
「あ、うん、風で倒れたのよ……」
かなみはごまかす。
「昨日、風吹いてなかったよ」
しかし、一瞬でバレる。
「熊でも出て来て倒したんじゃないの?」
「え、えぇ……」
「かなみちゃん、ごまかすの下手糞ね」
千歳が言う。
「お姉さんは?」
今の千歳は魔法人形に取りついている為、普通の女の子でも普通の女性にちゃんと見える。
「この娘のお姉さん、千歳よ」
かなみの肩を持って、自己紹介する。
「あ、私はかなみ」
「愛花(あいか)です」
愛花はペコリと一礼する。
「愛花ちゃんね、どうやらここには昨日熊が出てきたみたいなのよ」
「く、クマ……?」
「だから出歩かない方がいいわ」
「で、でも……そこのお墓……おばあちゃんの隣で……」
愛花は倒れた墓石を指差す。
「大丈夫よ。熊は私が退治するから」
「お姉さんが?」
「ええ! でも、愛花ちゃんは危ないから家で大人しく帰るのよ」
「う、うん……おばあちゃん、またね……」
愛花はそう言って、帰っていく。
「……うん、またね……」
香澄は寂しそうに帰っていく愛花に応える。
「あの香澄さん、あの子とは……」
「赤の他人よ」
かなみが訊くと香澄はあっさりと答える。
「孫どころか、血も繋がっていないわ」
「知っていたわよ。だって、どう見たっておばあちゃんって歳でもなさそうだし」
「……幽霊に見た目って関係あるのかしら?」
かなみは疑問に思う。
何故なら、見た目が十代後半の千歳の本当の年齢も全然わからない。
見た目と年齢が全然結びつかないのが幽霊というのがかなみの印象だ。とはいっても、香澄の方が二十代半ばという見た目と年齢が一致していそうな気がする。
「私にはお参りに来てくれる人がいなくてね。もう何年も……」
「家族や恋人さん、ですか」
「うーん、そうじゃなくて初めから来てくれたことなんてなかったと思うわ。きっと私が死んでせいせいしてるんじゃないかしら……?」
香澄はやけっぱちでありながら寂しそうに言う。
「そんな時に、あの娘がやってきた。最初は気まぐれに「こんにちは」って言ったら「こんにちは」って返しただけなんだけど、あの娘には聞こえてたみたいなのよ。それでおばあちゃんが話しかけてくれたって大喜びしちゃってね。
私も話が出来るのが嬉しくて、ついつい相槌とか返事をしちゃって……」
「楽しかったのね?」
「うん……私、ずっと一人だったから……」
香澄はため息をついて言う。
「今夜、現れますかね?」
かなみは不安げに訊く。
「あの怪人は『覚えてろよ』って言ってたわ。ああいうのはまたやり返しに来るわよ。所謂、リベンジというものね」
「そういうものなんですか?」
「そういうものよ」
千歳はあっさり言う。
「……今夜出てくるといいですね」
「幽霊が?」
「違います! 怪人ですよ!」
「怪人が出て欲しいだなんて変わってるわね」
「ゆ、幽霊の方がよっぽど変わってますから!!」
「女の子は幽霊が出て欲しいものだと思ってたんだけど」
「千歳さん、その認識は改めた方がいいですよ」
「うん、かなみちゃんは怪人が出てきほしいってことよね」
「それもどうかと思いますが……」
「怪人倒せばボーナスが出るよ」
肩のマニィがそんなことを言ってくる。
「よっしゃー怪人でてこーい!!」
「これは認識を改める必要が無いわね」
「そうだね」
果たして怪人は来るのだろうか。
「ふわあああ」
香澄はあくびをする。
「きゃあッ!?」
かなみは驚きすくみあがる。
「かなみちゃん、幽霊の一挙手一投足が怖いのね」
千歳は可哀想なものをみる視線をかなみへ送る。
「驚かすつもりなんてないのに」
「ごめんなさい。やっぱり幽霊は怖くて……」
「まあ、怖がられているうちが華かもしれないわね」
「ああ……」
それにかなみは否定しなかった。
「今夜にでも怪人を退治してくれないとおちおち寝てもいられないからね」
そんな理由で、香澄は起きていた。本人曰く「かなりの夜更かしできつい」とのこと。
「任せて! 今夜こそきっちり退治してみせるわ!!」
千歳は大いに張り切る。
「千歳さん、やっぱり昨日のこと気にしているんですね」
ただかなみにはそれが千歳らしくないように思えた。
「うん、まあね。私の糸はどんな敵にだって切られないって自信があったのに……本当に油断していたわ。いえ、平和ボケしちゃったのかしらね」
「平和ボケ?」
「ううん、なんでもないわ……」
「千歳さんって、ボケるような歳だったんですね」
香澄が言う。
「か、香澄さん? そういうことじゃなくて、というよりいきなり敬語?」
「年上には敬語ですよ」
「私、そんなに歳でもないのに……」
「千歳さん、本当にいくつなんでしょう?」
かなみは純粋に疑問に思う。
「……あ、あの……千歳さん、一つ訊いていいですか?」
香澄は緊張した面持ちで千歳に問う。
「なに?」
「成仏しないってどういうことなんでしょうか?」
「え、成仏?」
「ほら、私達幽霊なんですけど、ずっと幽霊のままじゃなくていつかは成仏しなくちゃと思っていたんだけど」
「考えたことなかったわ」
千歳はあっさり答える。
「私、気づいたら幽霊になってて、このままでも十分幸せだと思っていたし、ずっとこのままでもいいかと思っていたから」
「はあ、そういうものですか?」
「もしかして、香澄さん? 幽霊は成仏するものだって思ってないかしら?」
「え、それは……」
「確かに、私が会ってきた幽霊は成仏してこの世に残らなくなった人は多いわ。でも、同時にこの世に残った幽霊もいたわよ」
「それは未練でですか?」
「うん、まあそうね。ほらこの世って楽しいこと多いじゃない。かなみちゃんみたいに可愛い娘と仲良くなれたし」
「千歳さん……」
かなみは素直にそう言われて照れる。
「……羨ましいわ」
そんな様子を見て、香澄は言う。
「私にはそんな楽しいことなんてなかったし、仲良くしてくれる人はいなかったから……」
「あ、あの、香澄さん……? 私でよかったら……仲良くしましょう!」
かなみは震えながら香澄へ手を差しだす。
「……かなみさん?」
香澄は応えようとする。
「あ、あれ……?」
その手を握り返そうとするも、香澄の手が消えていた。
「手が……?」
「ど、どうして? 今までこんなこと……!」
「――来たわよ!」
動揺するかなみ達に千歳は怪人の来訪を告げる。
ウワォォォォォォォォォォォォン!!
パルセメの雄たけびが響く。
「今夜こそ倒すわよ!」
「はい!」
千歳とかなみは身構える。
「以下変身バンク省略」
などとマニィは言って、黄色と緑、二人の魔法少女が墓地に降り立つ。
ドォォン!!
パルセメは墓石を蹴り砕いて現れる。
「なんて罰当たりな!」
カナミは即座に魔法弾を撃つ。
「そんなものに当たるか!」
パルセメは豹のような体格に見紛わないすばしっこい動きで魔法弾をかわしていく。
「く……!」
闇雲に撃つと墓地を荒らしてしまう。そうなるとどんな呪いが待ち受けているか、怖くて撃てない。
「カナミちゃん、構わないで撃って!」
「チトセさん、でも……!」
「いいから、私に任せて!」
「はい!」
チトセの指示通り、カナミは墓が壊れるのもお構いなしに魔法弾を乱射する。
「遅い!」
パルセメはそれをことごとくかわしていく。
「それはどうかしらね、反射!」
チトセは張り巡らせた糸でカナミの魔法弾を捕らえて反射させる。
「なッ!」
思いもよらない角度からの魔法弾にパルセメは直撃する。
「がぁぁぁッ!」
「さすが、チトセさん!」
「ふん、油断しなければざっとこんなものよ!!」
チトセは得意げに告げる。
決して気負いや慢心ではない、確かな自信であった。
「こんなもの、また切ってやる!」
パルセメは爪を立てて、糸を切ろうとする。
しかし、糸は昨晩のように切られることは無く、逆に爪の方が弾かれて飛ぶ。
「なに!?」
「私の糸は鉄よりも固いのよ。油断さえしなければこの通り」
「く、このぉぉぉぉぉぉッ!!」
パルセメは力の限り、暴れる。
ゴトンゴトン!!
そのせいで、仰々しい物音が鳴る。
「悪あがきは止めなさいな」
「チトセさん、ここは私が!」
カナミはステッキを構えて、止め役を買って出る。
「きゃあッ!」
そこへ不意に愛花の悲鳴が聞こえる。
「なんでここに愛花ちゃんが!?」
愛花が墓石の陰に隠れて身を隠していた。それが、パルセメが暴れたことで悲鳴を上げたことで見つかった。
――キィ!
パルセメは愛花に狙いを定め、身動きできないにも関わらず襲い掛かろうとする。
「ああ、もう! 暴れないで!」
チトセは糸の拘束を強めようとする。
「ちくしょうがあああああッ!!」
パルセメは咆哮し、糸に噛みついて食いちぎろうとする。
「あ、ああぁ……あぁ……」
愛花はその恐ろしい形相に恐怖し、その場にへたり込む。
「危ない!」
そんな様子を見かねて、香澄が飛び出る。
「この娘には手を出させない!」
香澄は消えかけた両手を大きく広げて愛花を守るように立ちはだかる。
「え……?」
「この娘は私が守る!!」
「があああああッ!!」
パルセメに香澄の声が届いたのか、爪を香澄へと伸ばす。
バァン!
それを横から飛んできたカナミの魔法弾が弾く。
「ぐぉッ!!」
「もう悪あがきはそこまでよ、糸切羅刹(いときりらせつ)!」
チトセは魔法を宣言し、糸は鋭い刃のようにしなり、パルセメをバラバラに切り刻んでいく。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、ちくしょう! この恨みはらさでおくべきかぁぁぁぁぁぁッ!!」
そんな断末魔を上げてパルセメは倒された。
「終わったわ、もう大丈夫よ」
カナミは愛花と香澄の方へ歩み寄る。
「………………」
愛花は恐怖のあまり言葉をうしなっている。
「もう、大丈夫よ……」
香澄がか細い声で呼びかける。
「う、うん……ありがとう……」
愛花は香澄へ頷く。
「え、私が見えるの?」
「うん」
「私、幽霊なんだけど……?」
「うん、足無いし」
「怖くない?」
「うん、助けてくれたし」
「………………」
香澄はそれ以上どう言っていいかわからず困惑する。
「あの……助けてくれて、ありがとう……」
「どうも……」
香澄は照れ隠しに頭をかこうとするが、その手は消えていた。
「香澄さん、消えかかってますよ!」
「あぁ……」
香澄は悟ったように微笑みを浮かべる。
「私、成仏するみたいね」
「えぇ……ど、どうして?」
「満足しちゃったのよ……」
「満足?」
「愛花ちゃんを助けられたし、カナミちゃんに会えたし……」
「そんな……」
香澄の姿はどんどんか細くなっていき、もう消える寸前になった。
「待って、行かないで! もっと話がしたいよ!!」
愛花は必死に叫ぶ。
「え……?」
香澄は呆気にとられる。
「いつも私が話してるって……?」
「おばあちゃんじゃないって今わかったの。いつも私の話を聞いてくれてたのはお姉ちゃんだったって」
そう言われて香澄は観念したように応える。
「ごめんね……私がおばあちゃんじゃなくて」
「ううん、一人だった私といつも一緒にいてくれてありがとう」
「あ……」
香澄はそう言ってくれて涙がこぼれる。
「私の未練って、一人でいたことなんだと思う。見送ってくれてありがとうね」
礼を言って、香澄は姿は闇夜に溶ける。
「さようなら、香澄さん」
「とまあ、これが今回の騒動の顛末よ」
オフィスで千歳はひとしきりあるみへ話をする。
「中々、面白い事案だったのね」
「ええ、幽霊の仲間に会えたのは久しぶりだったから嬉しかったわ」
「その仲間が成仏したのは残念だった」
「……ちょっとね」
あるみの問いに千歳は少しだけ寂しそうに答える。
「でも、彼女満足してたからいいと思うわよ」
「そう、それじゃよかったわね」
あるみは微笑む。
「私も成仏するなんてことあるのかしらね?」
千歳はあるみに問う。
「さあ……あなたに成仏する気があればね」
「まったくないわね」
「そうでしょ」
「だって、ここ凄く楽しいもの!」
千歳は両手を広げて楽しさを大いに表現する。
「それはよかったわ」
あるみはそう言って、立ち上がる。
「出かけるの?」
「そうね、なんだか私も友達に会いたい気分になったから」
「……それって」
そこまで言いかけて、千歳は止めた。
「留守は頼んだわよ」
「いってらっしゃい」
あるみは出て行く。
「あんたに見せたい映画はたっぷりあるんだから逃げないで!」
「もう見たくないから!」
かなみとみあの騒がしいやり取りが聞こえてくる。
「いらっしゃい」
「千歳さん、なんとかしてください」
かなみは千歳に言い寄る。
「あら?」
みあはかなみの様子に違和感を覚える。
「かなみちゃん、どうしたの?」
「みあちゃんが私にホラー映画を見せようとして!」
「ほらーえいが?」
千歳は首を傾げる。
「あら、ちょうどいいわ。あんたも一緒に観る? 幽霊がホラー映画を観るとどんなリアクションをするか興味あるわ」
「面白そうね、かなみちゃんも観ましょう」
「千歳さん!!」
「というわけで鑑賞会ね。倉庫から映写機もあったことだし」
「いつ引っ張り出してきたのよ!?」
みあの準備の良さにかなみは戦慄する。
「うふふ、楽しいわね」
千歳は心底からそう思った。
この感情がある限り、この世から消えて成仏するなんてことは永遠にないだろう、と。
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