番外編 平安の夢の迷い姫

第0話

■はじめに■

この作品は、『平安陰陽騒龍記』の番外編です。

時間軸上では、第三章の後に位置するお話しですが、『平安陰陽騒龍記』本編を読んでいなくてもお楽しみ頂けます。

尚、キャラクター達の人間関係の都合上、一部のキャラクターの呼称が本編と違います。

ご了承頂きますよう、お願いいたします。




隆善「良いか。今回主役の加夜姫は、初期の段階では葵の事も惟幸の事も知らねぇ。でもって、一人の弟子に対して師匠が二人いるってのは、どちらかと言えば不自然だ」

葵「……はぁ」

隆善「だから、この話の中では、葵は惟幸の事を師匠と呼ぶな。様付けで呼べ。良いな?」

葵「……惟幸師匠……」

惟幸「まぁ、それでたかよしの気が済むなら、良いんじゃないかな?」

葵「わかりました。それじゃあ、この話の中では、惟幸師匠の事は惟幸様と呼ぶ、という事で……」

隆善「あと、荒刀海彦達の存在を臭わせるのも駄目だ。力を借りる時は、術を使っているように見せかけろ。荒刀海彦の力を借りるなら荒刀海の術、野駆比古の力を借りるなら野駆の術、だ」

葵「え、めんどく……いえ、わかりました!」

隆善「お前今、面倒臭ぇって言い掛けたか?」

葵「ソンナコトナイデス……」

惟幸「たかよし、あまり葵をいじめてないで、そろそろ本題に移った方が良いんじゃないの?」

隆善「わかった、わかった。良いか、二人ともボロ出すんじゃねぇぞ?」

虎目「……にゃんとにゃく……隆善が一番ボロを出しそうにゃフラグが立ったにゃー……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る