紅「ピリオド」×四


月がきれいな夜

外に出て独り眺めてた

何かが始まる予感がした


雨がやまない夕暮れ

外に出て独り濡れてた

何かに気付いてしまった


なんでうまくいかないのかな?


隣にいたいだけだったのに


* * * * * * * * * *


さあ、ピリオドを打とうか。

先延ばしにしていたけれど、

もう限界だってこと。

君も気付いているんだろう?


もうお別れだ。


愛していたよ。


* * * * * * * * * *


背中が遠くなって、面影は薄れたの。

青い夢は青いまま儚く散ったわ。


痛みを残して


* * * * * * * * * *


「もう終わりなのかな?」


貴女は微笑みを浮かべて呟きました。


涙は浮かんでいませんでしたね。


その程度の関係だったのなら、

何故あんなに優しくしたのですか?



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