直視できない本音は綺麗な言葉で着飾るの。いつの間にか嘘になって。

可愛らしい衣装に潜めるの。赤色の凶器を

気がつかないフリなんて馬鹿なまねはやめてよ。大丈夫。何も言わないから。

これでも秘密主義なのよ。

百合は咲かずに枯れていったわ。


忘れられない記憶を籠の中に閉じこめるの。いつの間にか骨になって。

箱から出してしまったの。赤色の狂気を

気がつかないフリなんて馬鹿なまねはやめてよ。安心して。何も変わらないから。

これでも平和主義なのよ。

鳥は鳴かずに去っていったわ。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る