『夏と病院』 あとがき

第24話 9/12


 こんにちは。

 今回は、『夏と病院』のあとがきを書きたいと思います。

 こんなことがあったんだよ、と少し書きたいですね。

 自分語りになりますが、、僕のことを語ってくれる人は他にはいないので、自分で語りましょう。(僕が作品しか発表しなくても、そこからいろんなことをファンが書いてくれるほど、才能と運と何かにめぐまれたいぜ……。)


『夏と病院』

 まず、皆さんはいかがでしたでしょうか?


 そもそも、この作品は、作者と作者同士がつながるT企画のテーマ「読めない本」に書いた作品でございます。

 6月に挙げていこうという流れでしたが……まぁまぁ。書いてないのは僕の甘えです。何に甘えてしまったのでしょうか?

 企画に参加してみたけれど、書くのが遅すぎましたし、ルール無視みたいになってしまいました。ごめんなさい……ってどこに謝ればいいんでしょうか。



 話をもどして、一番はここです。

 果たして僕は何が書きたかったのか。



 ここについて、少し書きたいと思います。

 うまく言えないかもしれません。



 今回の話のテーマは『喪失』です。


 何かを無くしたり、亡くしたり、生きていく上では絶対にあることで。

 ここ最近の僕も無くしたものが多かったので、それが作品になったのかなっていうところです。


 僕は、喪失にどんな意味があるのか知りたかったり、何か運命とかを考えたがっていたのかな、と書き始めの時を振り返って思います。

 きっと『喪失』の代償行為みたいなものかもしれません。或いは昇華行為かも。


 意識していないだけで、僕の作品には、現実の僕がしみこまざるを得ないのです。

 現実では、僕は人間関係を喪失したり、知り合いが亡くなったり、プリンスが逝ってしまったり、としました。プリンスはまた身近ではないですけど、好きだったのでかなりショックを与えられました。

 かなりの量の喪失の悲しみとちゃんと向き合わされた4か月だったように思います。4~8月のことだよ。


 生きていれば、そういういものは無くなるのは当たり前なんですが、僕は当たり前にそれを忘れてしまうので。こうやって偶然だけど、必然的に起こる当たり前に悲しむんですよね、きっとずっと。


 それでも、日常は続いていくし、悲しみのなかでも、布団の中では眠ったり、ご飯を食べたり、トイレでなんか排泄したり、掃除機をかけたり、洗濯物の乾きを気にしたりして生きていくんだろうな、と最近の僕は思ったのです。そうして、いつしか喪失の悲しみが埋まっていくのではないか、と。もしくは薄れていくのではないかと。

 なんだかんだそうやって生きていくしかないのかなと。


 作品については読んでいただければだいたいは分かるかなと思います。

 強引な急転が一つのみで、あまり分かりやすく、面白い作品かはわかりませんが、ここまでたどり着いてよかったのかなと思います。


 この後、誠君がまた日常に戻るまでもかけたらいいんですが、面白くないかもしれないし、まだ僕がかける自信はなかったので、ひとまずここを区切りにしました。T企画のルールは10000字だし(オーバーしたけどね!!!)



 読んでくれた皆さまありがとうございました。

 そして、毎回感想をくださった寛くつろぐさん、ありがとうございました。



 反省点は……更新頻度ですかね? ……知ってた。



 これから、他のT企画に挙げられた作品を読んで感想とレビューをしたいと思います。二か月の遅れですね。

 また、何卒よろしくお願いします。


 以上でした。

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