脳内動物園
近年、都市部では動物の影が薄くなっていますね。あなたの脳裏の動物園もすっかり寂れていませんか? たまにはケージから出して、しっかりお世話して上げましょう。と言うことで、トレーニングを。
飼育係のあなたは、うっかりして飼育ケージの中に看板とは別の動物を入れてしまいました。お客さんがぶーぶー文句を言ってますし、園長に怒られてしまいます。あなたは上手にそれをごまかしてください。あなた自身の口で言うのではなく、その動物たちを使ってね。
いくつか例を。
【猿飲馬食】
「いや、鯨と大食い競争じゃ分が悪すぎると思ってさ。猿が文句言わないのって? あいつは猿酒飲めれば満足なんだって。ひひん」
【豚脚をあらわす】
「なによ。文句あるの? 目が腐るって? うっさいわね! もっと見せてやるよ! ぶひ!」
【犬に小判】
「うれしくて、思わず穴掘って埋めちゃった。どこに埋めたのって? 忘れたわん」
【夫婦喧嘩は熊も食わない】
「喧嘩ってのが付いてなかったら、夫婦両方ともおいしくいただくんだがなあ」
【
「落ちないって。だいたい、俺ら木に登れないし」
【亀の耳に念仏】
「いや、ボクはまじめにお経を聞きたいんだけど。耳がどこにあるのか自分でも分かんないんだ」
【虎の威を借る兎】
「ボスがちょー肉食系だとさあ、権威を借りる前に喰われちゃうよね。選択間違えた……」
【家鴨口となるも象後となるなかれ】
「踏まれるって。ぺちゃんこになるって。誰が象の後ろなんか歩くもんか。あふらっく!」
【羊頭蛇尾】【羊頭蛇肉】
「俺たち、どんな化け物なんだろな……」
「とことん意味が崩壊してるし。めぇ」
【人も歩けば棒に当たる】
「だから、歩きポケGは危ないからやめれって!!! 俺は棒じゃないしっ!」
【おしまい】
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