私心を映す鏡

楽しげに笑っている自分が 実は逃げているのでは?

だなんて普通に友達に見せた顔に

違和感でもない 単なる疑問をもった


いつだって 同じ顔が映っているのに

同じ表情をしていなかったような

そんな気がしたのだ


人と気持ちを合わしたくない時もある

特別嫌な事柄だったというわけでもない


だけど何かそこで違う事をいえなかった事が

上手く生きるって事なのか?


どうでもいいような思いは

すぐ忘れてしまうような疑問をだったのだが


曲がり角にある鏡は

そんな私の姿を映し心を一瞬移したように思えた



諦めも疑問も別に大きなことではなく

些細な事なのだろう


私は違うと思うとか私はこうしたいとか

誰かが否定しそうな事でもないし

『楽だ』と思う方向に向いている



ほんの一瞬映し出された姿に

私が心を問う

『全てを理解して受け入れていく事が 大人になっていくことなんだよね?』


肯定も否定もしない自分への

最高に意地悪な疑問と質問だったのだが

『そうだね君が言うとおりそうしても しなくても大人になれる』


質問をするべきは 鏡の中の自分で答えるは私

私が質問をしたことへの疑問にすら

肯定でも否定も無く 答えも有って無いような感じ


意地悪で優しい苦笑いは

結局どちらにも見えるだけの 自分の姿となるだけだ

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