東の都

聴こえるは大山 産声の向こうへ

さらばの声を耳にして 十字架のロンドを糧にして

星を見上げて神を知る罪人の声音を詩にして

百万の夢に耐え 彩りを現す喝采で

心浮かす鼓動を打て


感情をおしなべて彩る血潮の祝福に

「いざや再臨の時だ」と賢人の叫びに木霊して


嗚呼 戒めの君が来る

陽光の賛美に背を向け

嗚呼 愛おしき君がいる

狂おしき微笑み携えて

今を知らぬものに明日はなく東の都に灯は灯る

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る