●悪夢の日・白衣の少女
第6話
ある日、俺は刺身を食べた。 それが不幸の始まりだった。
食後、いつも飲んでいる胃酸を抑える薬を飲み忘れた。
それが不幸中の幸いだったのかもしれない。
俺の身に異変が起きたのはの六月の始めの事だった。
俺はいつものようにソファーに寝転びながらテレビを見ていた。
ちなみに俺は一人暮らしの大学生、大学の貸家に住んでいる。
番組と番組の境目となりニュースが始まる。
内容は二ヶ月程前に日本に落ちてきた隕石についてだった、最近隕石関連のニュースばっかりだ。
「暇だ……」
最初は一人暮らしに浮かれていたがだんだんする事がなくなってくる、静かなので独り言も多くなってくる。
「……腹痛てぇ」
また独り言を言ってしまった、それにしても腹が痛い。
「刺身期限切れてなかったよな」
切れてるはずもない、なんせ今日がバイトの給料日なので奮発して買った物だ。
どうせニュースしかやっていないんだ、そう思ってトイレに行った。
用を足しても腹の痛みは収まらない。とりあえず栄養ドリンクと薬を飲んだが戻してしまった、どうやら風邪をひいたらしい。
その後数日、俺は家から外に出なかった、病院に行くのがベストなのだろうがインフルエンザが流行っている為あまり行きたくない。
それに腹痛はほとんど収まっていて三日たった頃には普通の生活を送るようになっていた。
それから数日後、人類を震撼させる出来事が始まりを告げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます