二つ目


夜道を歩くと、一つ目小僧が現われた。

「戻りなさい。この先を行くと恐ろしい二つ目小僧が出るぞ」

さらに歩くと今度は三つ目小僧が、

「引き返せ。二つ目小僧がでるぞ」

人間の私も二つ目だが……と不審に思いながらさらに進むと、二つ目小僧が現われた。

目が縦に二つ、ついていた。

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