星に願いを

忘れかけた人が遠くでいま織り上げてる幸せには

少しだけど共に染めた糸の色もあるはずさ

全部本気だった だから忘れていい


果たしきれず破れ心の奥ちらばってた誓いが、いま

空に舞って星に変わり月無き夜(よ)の旅人に

そっと北を示す だから破れていい


願いの主(ぬし)が滅びた後で

やっと願いは星へと届き

為す術のない願いはそこで

光のカケラになる


忘れられぬ悔いは今でもまだ眠りの海あさくするよ

伸ばしかけた腕はどこか突き放すに見えたろうか

だけど本気だった それは忘れはしない


力尽きた人が半ばにして横たわった荒野(あれの)に、いま

道ができる 声なき声 呼ばれた足 踏み分ける

そして誰かが継ぐ だから敗れはしない


願いの粒を集めた星も

やがて久遠の流れに砕け

それの放(はな)った輝きだけが

静かに闇を進む


無駄でないとはそういうことで

意味があるならそういう意味で

それを本気でうべなえるなら

砕けて光ればいい


自分の北を指して


↓曲

http://kyoku.meta-scheme.jp/works/HoshiNiNegaiWoOmake.mp3


↓動画

http://youtu.be/eAKChhrFQRA

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