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目次
希望
殴られた子供は
やがて殴る親になった
のりこえた痛みは
血をわけて繰り返す
失望保存の法則
総量は変わらない
誰かが脱け出した時
きっと誰かが落ちてく
なんで親になるのだろう
失われた日々の
やりなおし望むのか
誰かが望みを持てば
きっと誰かが失う
失望量は一定だから
減りもしないけど
増えることもない
箱の底からあらわれたのは
そういう種類の希望です
どんな親になりたかった？
やりなおすつもりが
ただの繰り返しになる
絶望自乗の法則
総量は無限大
誰かを落とした痛みで
今日は誰かが落ちてく
落ちた誰かの重みが
今日は誰かを巻き込む
絶望量は自乗で連鎖
誰かの傷が
誰かの穴に
なす術もない希望です
落ちてゆけ
つぶれてけ
はじけとべ
飽和の量を振り切ったなら
世界ははじけて
しまうだろうか
はじけた世界があった場所には
名もない花がひろがるだろか
ママが手をふってる
僕も手をふりかえす
ふった右手の
ヤケドいつか消えてる
ママが紹介する
「はじめましておばあちゃん」
二人ならんでる
ならんで笑ってる
花がさいてる
どこまでもひろがってる
二人笑ってる
僕も笑ってる
↓曲
http://kyoku.meta-scheme.jp/works/Kibou.mp3
↓動画
http://youtu.be/7HLXEiFcO2s
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