風の中

それはいつでも

風の中

つかまる間際に身を翻す


冬の木立の

木々のあわいを

音も立てずに

駆け抜ける


変わらない日々に身を任せ

流される僕の夢に


君はときおり

現れる

咎めるような

眼差しで


凛と冷え込む

冬の空

枯れた芝生に霜の白


冬の公園

君は絵の様

ふれかけた手は

邪魔に見え


過ぎて行く時は優しげに

目配せで頷くけど


抗う意志が

綻びる頃

あの日の君が

首を振る


君も今頃

街の中

つまらぬ大人になってるだろに


僕が憶えた

最後の君は

咎めるような

眼差しで


↓曲

http://kyoku.meta-scheme.jp/works/KazeNoNaka.mp3


↓動画

http://youtu.be/0kDH6T_95Ak

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