No.56【明るい世界】

少女「開けますよ……」ギィッ


男「扉を開けた瞬間から光が漏れだしている……!これ、アニメとかでよく見るやつだ……!かっけぇ……!てかまぶしっ。俺ちゃんとサングラスしてるよね!?あのサングラス真っ暗だったよね!?」


少女「……進みましょう」


男「えっなにこれマジで。眩しすぎてピロティまでの道筋が全く見えねぇ」


少女「ここです」


男「お、おう……。うっすらと棒みたいなものがあるような気は……するな……」


少女「約40000ルーメンの明るさを放っています」ピピピピピピ


男「何そのマシン!?ルーメンって何!?」


少女「これは照度計で、ルーメンは明るさの単位です。500ルーメンが電球などの明るさだと考えてください。照度計は医務室に転がっていました」


男「マジでなんでも転がってんな…………」

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