No.21~30
No.21【雨音】
少女「雨はお嫌いですか?」
男「好きではないな。濡れるし。部活やってたときなんてたまに雨で休みになるからなぁ。……部活がめんどくさいときはありがたかったが」
少女「あぁ、確かに運動部の人にとっては敵かもしれませんね」クスッ
男「運動部以外のやつでも好きなやつってのは珍しいんじゃないか?通学で濡れるのはみんな一緒だしな」
少女「そうでしょうか。私は嫌いじゃないですよ。……雨の音はとても落ち着きます」
男「……そういえばここ、よく音が響いたな。雨音もこの部屋までそれなりに響いてる」
ザァァァアアアア…………
少女「えぇ、そこが好きなんです」
男「……まぁ雨音は落ち着くかもな。嫌いじゃないよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます