第28話 捨てたい



どこにもいない人の顔

それを見て生きる貴方に


どこにもいない世界の青。

夢見ていきるだけの彼方に


言いたいことがあるの

それは爆弾になるかしら?


現実を突きつけたら

それは爆弾になるかしら?



トイレすらはばかって。

謝ることが簡単になって。

自分が傷つく嘘を覚えて。

自分の声に怯えて。



そして、時に死にたくなって。


仮縫いで纏ったその服、脱ぎ捨てちまえよ。

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