光の螺旋

 遠く遠く雲のスキマから

 次の季節が顔出して

 ご機嫌いかがと笑ってる


 見上げれば遠く懐かしいあの空の色

 いつの間にか用意されていた楽園

 まぶしい光 肌をこんがり焼いていく


 ちっちゃなちっちゃな女の子

 汗をふきふき木陰でお休み

 少しばかりの風でも笑顔になるね


 こんな日はそう 海に会いに行くのさ

 行きかうフェリーなんかのんびり眺めてさ

 灯台を左ななめ前に置いた景色

 まるで絵葉書のようにじいっとしていて


 ちっちゃなちっちゃな女の子

 騒がしい森の一日思ってる

 もうすぐまたそんな日々が始まる事を


 もくもくもくもく入道雲

 アイスをペロリと平らげて

 どこまでも青い空の果てを目指すんだ


 トンボたちが無邪気に遊んでる

 懐かしい景色 まだちゃんと残ってた

 水たまりをよけずに走っていたあの頃

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