脱皮の直前

 降り注ぐのが雪から雨に変わってく

 遠くの山の白が段々薄くなってくる

 心なしか空の青も笑ってる


 ちっちゃなちっちゃな女の子

 森でのんびり日向ぼこ

 友達まだまだ眠ってる


 さらさら小川は流れます

 冬の名残を大地に注いで

 せせらぎが静かな景色にひっきりなしに


 気が付いたらあの厳しかった頃が嘘みたい

 弱気な風が頬を撫でたなら

 う~んと背伸びしちゃうくらい気持ちがいいね


 小川のキラキラ反射して

 せせらぎ以外は何も聞こえなくて

 まだ冷たいジュースはいらないけれど


 ちっちゃなちっちゃな女の子

 葉っぱの小舟でサラサラいくよ

 カエルの卵を数えていくよ


 ゆっくり雲の団体さん

 いつの間にやら空はあんなに大渋滞

 もう一度天気予報確認しなくっちゃ

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