2-2 復活の儀式

「……」

「まりりん生きてる?」

「……」

 現在休み時間、次の授業で給食、生徒はそれを目指しがんばる。

 しかし真理守は動かない。筋肉痛で化物ポニーと戦ったからだ。

「真理守生きてるか?」

「……」

 葵に続き勝利も声をかける。しかし返事は無い。

 今度は真理守の体を揺らし、

「真理守ごめんな~」

「……」

 反応は無い。勝利は「したかねぇな~」と言い小声で

「今女子が着替えてるから行こうぜ」

「ん?」

「良し起きた!!」

  バシッッ

「「痛ぇ」」

「良しじゃない!!しよりん何言ってるの!着替えを見にい…」

「待て待て待て待て待て、マジやめろ嘘だから、こいつ起こすための嘘だから」

「そっか、しょうりん優しいね、ペットみたいだね可愛いな!」

「ごめんごめんごめんな、許して」

 必死で誤る勝利すると真理守が、

「ペット?それだ!!」

「「え?」」

 真理守から突然の言葉に振り向く二人。

「まりりんどういうこと?」

「真理守、俺は人間だ」

「そういうことじゃなくて、ペットつまり動物の仲間、使い魔だ!!」

嬉しそうに語る真理守。

「魔王魔理守の使い魔!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る