第163話 記憶力
私は記憶力にムラがあります。
でも、いいほうだと思います。
そのおかげで理数系以外の教科は、いい点をとれました。
興味有る無しに他人のバックグラウンドをすぐに覚えちゃうんです。
どこ出身で、何人兄弟の何番めで、血液型、星座(誕生日までは無理)、趣味、既往歴、興味の対象……etc。
一度聞くと、忘れない。
なろうで例をあげますと、人様の活動報告の内容、そして自分以外のユーザーさんのコメントも大方覚えてしまいます。そして、結構長くそれを覚えている。
(コワイ……? スミマセン、覚えようとしなくても読むと記憶しちゃうのです)
自分が一度で記憶してしまうものですから。他人に自分が伝えたことを忘れられて、何回も聞かれると、かなりショックを受けます。そんなに私に興味がないのか、と。(いえ、本当に興味がないのかも)
身長、家族、年齢……。
「えー、そんなにあるんだ?」
「へー、三人姉妹、末っ子なんだ!」
「絶対、二十代だと思ってた!」←リップサービスでないことを信じます、だって、5回目だし。
相手の方の過去のリアクションも私は鮮明に覚えていますので。
前と全く同じリアクションでっせ、と更に傷つきます。
なぜいつも忘れるのに聞く必要があるのか、コミュニケーションのひとつとして、とりあえず形だけ聞いているだけかなあ?
そういう方は多分、私以外の方にもそういう場合が多いと思っていますが。
そういう方と私の違いはなんなんでしょう。
おそらく前者は、自分にとって有意義だと思った記憶だけを保存して、あとは消去出来るような合理的な脳の持ち主なのでしょうね。(男性脳?)
反対に私の脳は記憶の仕分けが下手なのでしょうね。手当たり次第にとりあえず記憶しちゃう。(女性脳かしら?)
接客業では私のようなタイプの脳だとわりとプラスになる場面が多く、まあ良かったかな、と思います。
例えば美容師さん等で自分の担当をずっとしている方から、同じことを聞かれるとあまり気分の良いものではないですし。
反対に以前、自分がチョロっと話した内容を担当の方が覚えていると、嬉しかったりしますしね。
しかし、冒頭で私は記憶にムラがあると申しましたね。
バックグラウンドは覚えるくせに、顔と名前がなかなか一致しないのです。
顔を覚えるのが非常に苦手。
大人数の方と初めて会う時は、把握するのにかなり時間がかかります。
また、この記憶力は主人にたいしてだけは全く発揮しません。
主人には何回も同じ話をしてしまったりして、かなりイラつかせてしまうことがあります。まるで老年期の夫婦のよう。
アレは何故かなあ。気がゆるんでしまって、緊張感がないためなのか。
釣った魚にエサはやらない、ではないですけど。それと似たようなものでしょうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます