第159話 オザケン

 臨月に特徴的な家中を大掃除したくなる時期に。


 私は家にあるCDを中古屋さんで売って一掃しようと思いました。


 上の二人の姉が主に学生時代に買いためたCD。

 ミス◯ル、アム◯ちゃん、あの世代の全盛期歌手が盛り沢山。

 姉二人は、服や本、CD等を買い溜めては実家に持ち帰りますので、私がいつもそれらを処理する役目です。(捨ててくれればいいのに。服は私がいただくこともありますが)

 懐かしい曲のCDを整理してダンボールに詰めているうちに、いくつかはUSBに移して車の中で聞こうと思いました。


 早速、運転時にそれらを聴きまして。


 オザ◯ンにどハマりしてしまいました。


 ……オザ◯ン、良いですよね!


 いやいや、全盛期には私は小学生でして、全く興味はなかったのですが。

 今更、彼の魅力に気付いたという。

 あの頃は「僕の子猫ちゃん」とか言うてるけったいなお兄さんやな、という印象しかなかったのですが。

 あの時、姉と同じように高校生なら、私もキャアキャア追っかけてましたわ、絶対!


 長男も気に入ったようでして。

 私と同じように


「キミの心の扉を叩くのは〜♪」


 と、大声で車の中で熱唱しております。


 いい曲というのは、いつの時代でも愛されるものなのです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る