第156話 守護霊占い
関東に居ましたとき、守護霊さんと会話して占う占い師さんのところへ行ったことがありました。
占ってもらった方の話を聞くと、これが驚異の的中率。(今ではものすごく有名になられて、予約が取れない。きっと、もうすぐテレビに出てこられるかも)
なかなかないタイプの占いですし、興味もわきますでしょう?
そのときのお話をご紹介します。
ーーお部屋に二人きりで、向かい合います。
チャン・グンソクさんのような中性的美形の男性占い師さん。
初めは私の守護霊さんと会話をかわすために、無言で集中しておられます。ドキドキ。
(その時もウンウンうなずいたり、守護霊さんとの会話で相槌をうたれている)
それが終わると次からは私の質問に答えてくださいますが、その時も目線はずっと私の背後の宙を見ていらっしゃるので、ちょっとゾクゾク。
守護霊さんがどんな人物かも教えていただけると聞いておりましたので、それもお尋ねしました。
だいたい一人につき守護霊さんは一人なのだそうですが、中には守護霊さんが複数おられる人もいるそうで。
私は二人。メインの方が前に立ち、サブメインの方は後ろにおられるんですって。
『ドイツ人の男性です。芸術家。絵画だけでなく彫刻もしていたようです』
うおお!
まさかのゲルマン人? 金髪碧眼?
しかもゲイジュツカ! かっこいい!
さぞかし、有閑マダムのパトロンがいて……(←すぐこういう方面に思考がすすみます)
わざわざ海を越えて、私に取り憑いてくれはったんですか!
『もう一人は、女性。おそらくご先祖さまの一人でしょう。巫女さんのような神職についてらしたようです』
想像が膨らみます。
今まで占いをしてもらった方のほとんどから守護霊さんは同じ日本人だったという話を聞いておりましたので、ちょっと興奮。
占いの内容より、守護霊さんの正体に大満足してしまった私。
さて、時間内に私はできるだけ質問をし終えました。
占いの内容に頭がいっぱいの私は、ホクホクしてお礼を言って立ち去ろうとしました。
「あの……料金……」
なんと、支払いもせずに帰ろうとしていました。(←最低)
す、すみません……!
あわてて支払いを済ませ、恥をかいて守護霊さん占いは終わりました。
占いの結果ですが。
今のところ、当たっております。
長女を妊娠したばかりのときに占いに行ったのですが。
そのときに聞いた性別は当たってますし。
私は三人子供を産むだろうということや、三人目は二人目の長女と年が離れていないこと、そして三人目の性別は男だということも、的中。
(私のキャパは子供は三人までで四人目はないそうです)
後日、このことを知人に話し。
「守護霊さんが金髪かどうか聞いとけば良かった!」と悔やんでは「そんなのどうでもいいじゃん!」と、相手に突っ込まれたり。
友人には「どうしてもっと、突っ込まなかったのか。守護霊さんの名前や、存在していた時代、場所、どんな絵や彫刻を生み出していたのか、なぜ聞かなかったのか?」
と言われたりして、ああ、と反省しました。
占いには賛否両論あるかと思われますが、私にとってこの経験は貴重で素晴らしい体験だと思いました。
ある友人からは
「占いは、夢を与えてくれる素敵なものだと思う」
という言葉をもらい、そうか、成る程そうかもなあ、と思ったりしました。
……ところで。
私が結婚する前に行きました占いでは、占い師さんにことごとく「主人とは別れなさい」と言われました。(笑)
やっぱり、占いというのはそんなものです。
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