自己犠牲的人体実験

gomma隠居中

2016年初

幸せな日々があまりにも続くと私は、自分に生きる価値が無いことを証明してみせるかのように、ときどき実験をおこなう。

自分自身で体を張り、周りの人間が如何に自分に関心がないか、如何に自分につめたいか、あらゆる方法でためし、それが証明される度に傷つく。自らすすんで己の精神を痛めつける。そして勝手に厭世感を味わい、絶望の淵に立たされた気持ちになってひとり静かに涙を流す。

無駄な事かもしれない。

けど、そうする他にすべき事がわからない。

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