26.
10分後、本当に白崎さんは今にでも出かけられるような服装で2階から降りてきた
本当に白崎さんは私たちの買い物に一緒に行ってくれるようだ
まだ会って時間も経ってないし、まともに話もできてないのにいきなりハードルが上がりすぎ!!
そしてあかりさんは絶対にこの状況を楽しんでる気がする
あかりんさんは悪魔とかそんな怖いものではない
感じたままの小悪魔だった
海音ちゃんにもたまにイジワルされるけどあかりさんのレベルの方が10は上だ
完全なるSだ、ドSだ!!
そして白崎さんの準備が出来て買い物に行くことになった
もちろんのごとく、私は緊張しまくりでただ無言の状態が続いてしまう
なぜかあかりさんと海音ちゃんは二人で盛り上がってるし会話していないのは私と白崎さんだけ
なにか、なにか話さなくちゃ!
世間話とかどうでもいいことでいいからなにか会話をしなくちゃ!!
ものすごく気まずい!!
「あ、あの、この前はありがとうございました」
「いや、もうお礼はいいって」
「いえ、あの時助けてくれたなかったら私…………どうなっていたことか。本当にありがとうございました」
「…………だから俺は君にお礼言われるようなことしてないんだって。俺こそ君に謝らなくちゃ、ほんとうごめん」
「そういえば、私と会った時にもそんなこと言ってましたよね。白崎さんは何も悪いことしてないような気がしますけど…………」
別に白崎さんはなにも悪いことをしていないと思うのだが
なんで私が謝られないといけないんだろう
「…………あぁもう、写真撮ったことだよ」
「……あぁぁぁぁぁ!!あのことは忘れてください、今すぐに!!」
「だから言っただろうが、それ以上この話するの禁止な。じゃないとどっちも墓穴を掘っていく一方だ」
「それもそうですね、じゃあこのことはなかったことに…………はできませんけど思い出さないように」
「そうするか、そのことについてはタブーってことで」
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