Fr. LIVING DEAD
わたしの周りには死を怖れている人が集まってくる
救いや希望を求めてやってくる
生きることへの執着でもあるのだろうか
それが正常な人間なのか
それならば
とうにわたしは
リビングデッドだったのかもしれないな
おお神よ
そんなわたしがどうして
人々を救えようか
信じるものは救われる
そうはいうけれど
疑ってしまうのもまた
人間だ
それでも
ただ
神に仏に先祖に
祈りを捧げなさいとだけ伝えた
いつかわたしも分解されて
それでもいつか再構築されるのならば
わたしの命は永遠だ
わたしは神の使い
毎日ここで世界の平和を祈っている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます