2017年12月

孤独と寂しさ

聖人君子にも芸術家にもなれなかった残骸が

私となってここにいる


きっと私は幼いのでしょう


完成品になれない私は

傷つくことさえ諦めて

どうでもいいものを抱えこんで

大事なものを手放してしまう




孤独はいつでもここにいて

それを人はセックスで埋めるという

あるいは熱狂的な集団活動のなかで

我をなくすことで埋めるという


‪私はなにをもって‬

‪私の孤独を埋めたいのだろう‬



一期一会を大切にしているから

また会いたいとはおもっても

会えなくて寂しいとはおもわないのだろう


そうおもうと

わたしはちゃんと

生きている気がする


孤独は埋まらないけれど

寂しさはない

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