セーブポイント

リセットボタンのない私の人生に

いくつものセーブポイント



いつでも戻っておいでと見送る光に

じゃあねと手を振って



二度とロードされないと

こころのどこかで思っていた




冒険は難関ばかり

倒れても倒れてもなんども立ち上がって

ここまできたつもり


流れながれて

いまここにいる

気づけば

誰も知らない場所

もがいてもがいて

いま帰ろうと

誰でもいいから

人のいる場所



次のクエストが更新されなくて

明日が見えなくて

もうどうしようもないとおもった矢先


キラリと揺らめいた




私が人生ゲームに詰みそうになったとき

ロードしていいんだよと微笑んだ



それは希望?



積み上げてきたものはなにひとつ無駄ではなく

今から捨てようとしているものもただの通過点でしかないのかもしれない




私が歩く人生にリセットボタンはない

けれど

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