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    エピローグ「告白」への応援コメント

     第1章、通しで読了しました。
     全てを失った6歳の少年・ルノートと、何やら『家族』という言葉に特別な憧れを抱いているらしい9歳の少女・ドミナを中心とする物語。
     2人とも本来ならまだ両親の庇護下にあるべき子供ですが、数奇な運命によって暗殺組織『アルペシア』の一員となり、第1章は「ドミナ」のほうを主軸として描かれたお話でした。

     感想として、全体的にはアニメを見る感覚で拝読させて頂きました。
     舞台となるシンフォニ帝国の中心都市。区画ごとに異なる街並みの雰囲気、登場あるいは暗躍する組織や謎めいた人物の存在、それから戦闘シーンの描写など。これまでの短編とは大きく異なりますが、新鮮でした。

     しっかりとした文章によって作中の機械や人物の動き、立ち位置がきちんと伝わるので読みながら混乱することもなく、要所要所の心理描写には短編で魅せて頂いた花厳さんらしさがあり、そういった部分がシーンとしてしっかり引き立っているので「アニメのように読めた」のかなと思います。

     世界観・設定については事前に『ライトノベル』とお聞きしていたので、メモを取りつつ把握に努めました。
     魔法が廃れた現代。家電が存在し、スマホが存在するらしく、文明レベルはほぼ同じ。突如ルノートに発現した『力』、『実験体』として悲惨な境遇にあったドミナの過去。与えられる任務を通じて絆を深めていく展開は王道ですが、6歳(にはとても思えないくらい大人びたルノート)と9歳(にしては凄絶な過去を経験しているドミナ)の2人が恋に落ちていく、微笑ましくもどこか危ういアンバランスな雰囲気が印象的でした。

     後半に登場する『協力者』や、思わず「えっ」とプロローグに戻って読み直したくなる人物の再登場などもあり、最後に語られた情報ではかなり大きな構想で描かれる物語であることがわかりましたが、そこから先は次章の展開を楽しみにしつつ。

     各話の感想は長くなるので、ひとまず読了感想でした。
     続きもぜひ拝読させていただきます。

    作者からの返信

    ありがとうございます!!
    めちゃくちゃ励みになります!