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  • ハイドレンジアへの応援コメント

    これは…またすごい作品に出会ってしまいました。これだから、私はYamada様の作品が好きなのです。 

    誤解を恐れずに申し上げると、この最後まで救いのない展開。そして、作中にも出てくる、梅雨のような湿り気を帯びた空気感。

    学校が舞台でありながら、これは社会の縮図でもありますよね。伊藤に皆が表面上合わせている様子は、どこの職場でもありがちな光景だと思います。でも、そこに異を唱えられない。誰も自分が傷つくのは嫌ですものね。そして、それを責められるだろうか…。答えはNOではないでしょうか。

    「私はたぶん、いじめよりも、嘘が嫌いなの」

    この言葉がとても重たく響きました。千賀さんは、心にこれがあるからこそ、どこかで苦しんでいる。そして、環境をどうすることもできない自分を卑怯だと認めている。もしこの作品で救いを見つけるなら、それは千賀さんの良心ですよね。告白を断ったのも、自分の中にある嫌な部分を翔も持ち合わせているから…そう思いました。

    伊藤を除くと、決定的な悪は存在しない。しかし同調圧力のなかで、誰も異を唱えられない。そして結果、霧島がいなくなった。伊藤は少しだけ静かになった。それすら、内申点という自己都合と自己保身によるもの。

    結局みんなが嘘をついている。
    それは悪意というよりも、周囲の環境に適応するための処世術。その描き方が実に素晴らしく、読み応えがありました。
    何か、自分にも問いかけられているような気がして、本当に圧倒的な筆致力でした。

    作者からの返信

    今回も素敵なレビューまで頂いてしまい、大変恐縮です…。
    今回は、主人公の性格もかなり冷淡側(というか善人ではない側)に寄せて書きましたので、
    救いのない話になってしまったのではないかと思います…苦笑

    歌詞の「独善的な優しさ」というところから、
    好きな相手にだけ優しい人物、を描いてみたくなり作らせていただいた作品でした。
    主人公はそれに自己欺瞞を感じる…といった感じで。

    私の中学時代がわりと実際こんなだったのですが、まさに仰る通り、
    多くの世界で割とありがちな構図なのではないか、と思いました。

    私はまったく政治には無関心なのですが、
    たとえば現在の国際情勢なんかでも同じことが言えるかもですね…苦笑


    ≫告白を断ったのも、自分の中にある嫌な部分を翔も持ち合わせている

    こちらも今回は同族嫌悪的な色合いで作りましたので、
    そのように読み解いていただけて非常に嬉しいです。

    それにしても、作者(LonePi氏)は曲もイラストも歌詞も動画も
    全て自作なところが驚愕だったりします。

    またしても手前勝手な作品に、とても温かなコメントを下さり、ありがとうございましたm(_ _)m

    次回はもうちょっとポップな作品を選ぼうかな、などとも思っております笑