本編、最後まで拝読しました!
入口診断のつもりだったのですが、普通に本編を完走してしまいましたwww
まず感じたのは、全体の組み方が本当に綺麗です。
第1話ではただの日常風景だった「TAKAHARA」という名前が、深雪の視点では謎になり、そこから写真、手紙、笠戸丸、タカハラ農園へと少しずつ意味を広げていく。
第5話では、二人が過去を「知る側」から自分たちで「調べる側」へ移り、第9話ではさらに、二人だけの家族史だったものが、同じ船で海を渡った無数の家族の記憶へと広がっていく。
特に第9話は、終盤で畳みに入るのではなく、もう一度物語のスケールを広げる加速が入っているのが印象的でした。
そのうえで最終話では、広がった百年の歴史を再び「あすなろ」「一通の手紙」「一杯の珈琲」「直弥と深雪」という日常へ戻してくる。
これまで深雪側の言語だったポルトガル語を、最後に直弥がぎこちなく口にする場面も好きです。 二つの土地、二つの視点、二つの言語が、ここでようやく同じ場所に立ったように感じました。
また、過去の手紙を読む側だった二人が、今度は自分たちで手紙を書き、次の世代へ物語を渡す側へ回っているのも綺麗ですね。
派手な事件ではなく、名前、写真、手紙、珈琲といった日常の中にあるものの意味を少しずつ変えながら、百年の家族史へ育てていく。
……本当に、綺麗に組まれた作品でしたwww
本編としては、とても気持ちよく着地していると思います。 ただ、番外編まで含めると「次の百年」へどう繋げるのかも見えてきそうなので、引き続き拝読します!
第1話 珈琲の香る午後への応援コメント
世界観や空気感が読んでいて伝わってくるようで、読むのがとても楽しかったです。私もこの喫茶店に訪れてみたいですね。ひとつ思ったのが、改行などでの空白が少ないことが読みにくく思ってしまうかな、というところです。開いたときに文字がビッシリだと、読む気をなくしてしまう人もいるのかな?と思います。余計でしたらすみません。
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます 時間が出来次第ですが、適宜修正いたします
第7話・第8話まで拝読しました!
この二話、綺麗に対になっていますね。
第7話では「高原家」という家族全体へ視野が広がり、第8話ではその流れを受けて、深雪自身の「ベアトリス」と「深雪」という二つの名前へ戻ってくる。
特に「同じ木でも、育つ場所や土や気候によって味が変わる。それでも同じ木」という珈琲の比喩が、日本とブラジルに分かれた高原家だけでなく、深雪自身の二つの側面にもそのまま重なっているのが印象的でした。
また、それまで百年前の手紙や写真を“読む側”だった二人が、ここで自分たちから手紙を書く側へ回ったのも好きです。
過去を調べているだけだった二人が、少しずつ家族史の続きを作る側へ移っているように感じました。
……いやあ、本当に綺麗に組みますねwww
第6話まで拝読しました!
いやあ……相変わらず綺麗に組まれていますねwww
第1話では喫茶店の日常の一部だった「TAKAHARA」が、深雪の視点では謎になり、やがて百年前の家族史へ繋がっていく。
同じ写真や名前、珈琲の香りまで、話が進むほど少しずつ意味を変えていく構成がとても好きです。
特に第5話あたりから、それまで「過去の方から現れていた情報」を受け取るだけだった二人が、自分たちから家族の歴史を調べ始めたことで、物語の駆動が一段変わったように感じました。
また、深雪側を実際にポルトガル語で描いているのも面白いですね。日本語訳だけでも十分読めますが、ポルトガル語が読める方なら、深雪の感覚へさらに一段近づける構造になっている。 外国語が飾りではなく、視点そのものとして使われているのが印象的です。
歴史、家族、言語、珈琲とかなり多くの要素を扱っているのに、どれも説明のために止まらず、人物の生活の中から自然に出てくる。
……入口診断のつもりなんですが、普通に本編を走っておりますwww 引き続き拝読します!
第4話まで拝読しました!
いやあ……綺麗ですねwww
第1話では直弥にとって見慣れた日常の一部だった「TAKAHARA」が、第2話で深雪の視点に切り替わった瞬間に「なぜ川崎の喫茶店に自分の家の名前があるのか」という謎へ変わり、第3話では百年前の家族史、第4話では現在の二人へと返ってくる。
同じものを置いたまま、視点と情報が増えるたびに意味だけが変わっていく構成が、とても綺麗です。
また、深雪側を実際にポルトガル語で描いているのも驚きましたが、それ以上に、言葉の壁が単なる設定ではなく物語そのものに作用しているのが印象的でした。
最初は十分に伝えられなかった深雪が、少しずつ日本語を聞き取れるようになり、同時に「あすなろ」が家のように感じられていく。この変化も自然ですね。
第4話では珈琲、サッカー、家族というタイトルの三要素が全部きちんと働いていて、2010年という時代背景も説明ではなく生活の中に溶け込んでいるように感じました。
現時点でもかなり好きなのですが、どうやらここで一区切りではなく、ここから家族の記憶そのものへ踏み込んでいきそうなので、もう少し追わせていただきます。
……しかし、相変わらず綺麗に組みますねwww
いつもお世話になっております。
やってくれましたねwww
本当にポルトガル語で書いてくるとは思いませんでした。
ただ、面白かったのは言語そのもの以上に、その使い方です。
第1話では直弥にとって見慣れた風景の一部だった「TAKAHARA」が、深雪視点に切り替わった瞬間、「なぜ自分の家族の名前が川崎の小さな喫茶店にあるのか」という事件に変わる。
同じ物を置いたまま、視点人物が変わるだけで意味まで変わっているのが、とても綺麗でした。
さらに深雪はまだ日本語を十分に話せないため、事情を説明することも出来ず、袋を指して、自分を指して、「Takahara」と伝えるしかない。
言語の壁が単なる設定ではなく、そのまま物語を動かす部品になっているのも好きです。
第1話から置かれていたものが、第2話で一気に意味を持ち始めましたね。 ……いやあ、普通に上手いですwww
第1話 珈琲の香る午後への応援コメント
第1話、とても楽しく読ませていただきました!
喫茶店に漂う珈琲の香ばしい匂いや、春の情景が目の前に浮かんでくるような丁寧な描写が本当に素敵です。
頑固なお祖父さんと優しいお祖母さん、そしてどこか一歩引いた等身大の主人公・直弥のキャラクターも魅力的で、これからサントスからやってくる深雪ちゃんとの間にどんなドラマが生まれるのか、すごくワクワクします。
温かい空気感とこれからの展開が楽しみになる素晴らしい第1話でした!
これからの更新も応援しています!
作者からの返信
感想ありがとうございます。拙い作品ですがお気に召しましたら幸いです
番外編④Um Café para o Futuro ―未来へつなぐ珈琲―への応援コメント
全編、番外編まで拝読しました!
……入口診断のつもりだったのですが、結局最後まで読んでしまいましたwww
まず、全体を通して感じたのは、とにかく構成が綺麗です。
第1話では直弥にとって見慣れた日常の一部でしかなかった「TAKAHARA」という文字が、深雪の視点に移った瞬間に謎へ変わり、そこから写真、手紙、笠戸丸、タカハラ農園、二つの高原家へと少しずつ意味を増していく。
本作は「伏線を回収する」というより、同じものに少しずつ新しい意味を与えて育てていく作品なのだと感じました。
特に第5話では、それまで過去から現れてくる情報を受け取っていた二人が、自分たちから家族の歴史を調べ始めることで、物語の駆動が一段変わります。
そして第9話では、直弥と深雪だけの家族史だったものが、笠戸丸で海を渡った無数の家族の記憶へ一気に広がる。
終盤で畳みに入るのではなく、ここでもう一度加速して物語のスケールを広げたのが、とても印象的でした。
その上で最終話では、広がった百年の歴史を再び「あすなろ」という小さな喫茶店、一通の手紙、一杯の珈琲、直弥と深雪の日常へ戻してくる。
ここが本当に綺麗です。
また、深雪側を実際にポルトガル語で描いている点も、単なる演出や語学的な飾りではなく、彼女の視点そのものとして機能していました。
日本語しか読めなくても物語は十分成立する一方、ポルトガル語が読める方なら、より直接的に深雪の内側へ入れる構造になっている。
そして最後には、それまで深雪側の言語だったポルトガル語を直弥がぎこちなく口にする。
二つの土地、二つの視点、二つの言語が、ここで同じ場所に立ったように感じました。
番外編も、読んで正解でした。
本編が「百年前から現在までを繋ぐ物語」だとすれば、番外編は「現在から未来へ繋ぐ物語」ですね。
七夕では「離れていても同じ空」、年末年始では「違う季節、違う文化でも、願うことは似ている」、二度目の春では一年間で深雪がどれだけこの土地に根を張ったのかを、同じ桜をもう一度見ることで示す。
そして最後の番外編では、さらに五年後まで進む。
直弥が「あすなろ」を継ぎ、深雪と結婚し、タカハラ農園から届いた珈琲で乾杯する。
最初から壁に掛かっていた百年以上前の写真の隣に、今度は自分たちの新しい写真を飾る場所を作る。
ここでようやく二人自身も、「いつか誰かに語り継がれる家族史」の側へ入ったのだと思いました。
珈琲、写真、手紙、海、空、木、季節。
同じモチーフが何度も姿を変えながら、過去から現在、そして未来へ繋がっていく。
最後まで読んで初めて、この作品の設計が全部見えた気がします。
なお、Web小説として見ると、文章の密度やポルトガル語表記は、内容以前に入口で読者を選ぶ要素にはなると思います。
ただ、以前拝読させていただいた作品では空行を活用したWeb向けの見せ方もされていましたし、今回は意図的にこの読書速度と二言語構造を選ばれているように感じました。
なので個人的には、これは最初から作品性とのトレードオフですね。
その分、カクヨムでは入口の段階で拾われにくい一因になっているのかもしれません。
……いやあ、本当に綺麗に組まれた作品でしたwww
入口診断のはずが、気付けば全編読了です。
素敵な作品をありがとうございました!