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  • 第3話 家の人への応援コメント

    お疲れ様でした。
    全三話を通して、マキの変化がとても印象的でした。

    仕事も住む場所も失い、自信まで失っていたマキ。
    そんな彼女を支えてくれたのが、昔は近所の年下の男の子だった、わんこ属性のスパダリ・ユージ。

    第1話のマキは、ユージから仕事も住む場所も与えられたことで、

    「私、ここにいて、何か返せてる?」

    と考え、ついには身体まで「返すもの」にしようとしてしまう。

    それに対してユージが、

    「寝るのまで、返すほうに入れないでほしい」

    と言うところが、二人の関係の始まりだったように思います。

    普通の溺愛ものなら、そのままユージに支えられて結婚――でも成立しそうなところ。

    けれどマキは、第2話で一度ユージの家を出る。

    「失う時も、自分の責任だけで失えるものが欲しかった。」

    この一文が、とてもマキらしい。

    ユージと離れたいわけではない。
    むしろ一緒にいたいからこそ、彼に庇護されるだけではなく、自分の給料で自分の部屋を借り、自分一人でも生活できることを確かめたかったのかなと思いました。

    「拾ってもらった人」と「拾ってくれた人」のままではなく、対等に並んで立つために。

    だからこそ、その後の

    「来てよ」

    「帰ってきたら、いるほうがいい」

    が、とてもいい。

    第1話ではユージから「いてほしい」と望まれていたマキが、今度は自分からユージに「いてほしい」と言える。

    そして第3話では、ついにマキのほうから、

    「一緒に住むか」

    と言う。

    拾われる。
    自分の足で立つ。
    そのうえで、自分から彼の隣を選ぶ。

    「一人では生きられないから一緒にいる」のではなく、「一人でも生きていけるけれど、あなたと一緒に生きたい」。

    自信を失っていた女性が、年下わんこスパダリに支えられながら自分の足を取り戻し、最後にはちゃんと相手の目を見て、共に生きることを選ぶ。

    溺愛ものとして甘いのに、マキの再生と自立もしっかり描かれた三話だったと思います。