猗窩座ってそのまま変換できるのね。すご。
というわけで、アニメ化以来、待ちに待っていたエピソードでしたので、
小学生・中学生達に混じって、昼間の映画館に行って参りました。
漫画史上最推しカップルが大スクリーンで観られる……感無量。
タオルハンカチにして良かったよ。
映像、音楽、声優さんの熱演、どれをとっても満足のいくものでした。
一つの映画としてみると、それぞれのシーンごと、エピソードごとに回想が入るので、
回想多いなって思ってしまうのですが。TVサイズに分割するともっといい感じかな。
猗窩座編だけTVスペシャルとかで纏めてもらうと最高かも。
そもそもが週刊連載作品なので当たり前ですが、一つの映画としてではなく、
鬼滅の刃の長い物語の中の繋がりで考えれば何も文句ありません。
というか、皆様そう思って観ていらっしゃるでしょうね。
以下、未読・未見の方はネタバレ注意です。
無限城は所謂ラストダンジョン。
総力戦な上、何処でどの敵と遭遇するか分からないので、対戦ごとの勝敗が読めないのが燃えます。
通常の章ボスだと、まあ主人公側が勝ちますからね。無限列車のようなイレギュラーは除いて。
連載中、柱の生き残りがあの二人だと予想できた人いないでしょ。いたらすげーよ。
あと、やっぱり猗窩座の設定の作り込みの深さが際立ちます。
作者がキャラクターへの愛を持って素晴らしいエピソードを描けば描くほど、
その悲しみも深くなるというのがよく分かります。
戦いの決着も秀逸。
普通、少年漫画的には覚醒した主人公が首斬ったところで終わり、が綺麗でしょうに。
斬られても復活しそうになる→→まあ、ここまではよくありそう。
過去を思い出して負けを認め、復活をやめる→→これは凄い。
無理矢理復活を促そうとする無惨様の「血」の力より
恋雪ちゃんの呼びかけの方が勝つのも素晴らしい。愛だよ愛。
あと最後の「あなた」呼び、良すぎ。
原作でもそうですが、アニメになって声もつくと凄いですね。まいった。参りました。
二章三章も多分映画館に観に行くとは思いますが、
観たかったところが期待以上で、満足してちょっと燃え尽きた感がある矢野でした。