4つの持続可能性と4つの政策の対応を示した図です。 技術→社会→政策→技術……と進む〝文明の循環(サイクル)〟を重ね、技術にできることが増えるほど、政策がすべきことも増え、今では技術的/経済・社会/人的資源/行政管理という4つの政策全てが重要です。 現代の政策で求められる環境・経済・(人間含む)社会・政策という4つの持続可能性は、この政策分類に実務的修正を加えたものといえます。
すなわち、①環境(=技術的政策)の持続可能性は明快さや乱用防止、国際合意の必要から自然環境(自然科学的技術)に関わるものに絞り、防犯や国防を政策(=行政管理政策)の持続可能性に振り分ける一方、②社会(=社会政策)の持続可能性には、現代における(保健福祉のような)社会政策と人的資源政策の結びつきから、人間(=人的資源政策)の持続可能性を含めたと考えられます。