• 二次創作

どっちのお弁当 de SHOW

コンビニでとんかつ丼かチキン南蛮丼か迷った時に思い付いた、うちの子達のシュチュエーション小話を文字に起こしてみた。
(※現代パロで、私しか楽しめない妄想小噺です、すみません…)

◆コンビニにお昼ご飯を買いに来た、うちの子スリーメンズ(ティーダ、ティード、リュクティア)。
◆残っていたのは『とんかつ丼(ソースたっぷり肉厚!)』と『チキン南蛮丼(タマゴたっぷり特製タルタル)』の二種類のみ。
◆彼女の好みならとんかつ丼を選ぶと把握済み、取り敢えず、それらを買って帰ることに。



■ティーダさんの場合
「君はとんかつ丼が良かったよな?」
 と言いつつ、物欲しそうな目でとんかつ丼を見て、手元のチキン南蛮丼を見下ろし、『まぁ、これはこれで美味そうだ…』なんて思いながら苦笑いを浮かべて食べ始める。(本人的にはとんかつが食べたかったけど、彼女ちゃんの方を優先した)
 それを見ていた聡い彼女ちゃん。
「…え? …半分こ?? 良いのか!?」
 と、満面の笑みを浮かべて、イソイソと蓋にチキン南蛮を半分取り分けるティーダさんをニコニコしながら見てる彼女ちゃん。
 彼女と丼を半分こして、ご機嫌でランチタイム終わる。


■ティード君の場合
 買ってきた丼二つをテーブルに並べて置いて、ぶっきらぼうに一言。(彼女ちゃんがどちらを選ぶか分かってる、尚、本人的にはとんかつが食べたい)
「ん、…どっちが良い?」
 ティード君がとんかつ丼を見ていることを察知した彼女ちゃんは、チキン南蛮丼を選ぶ。
「…チキン南蛮な。…じゃ、茶、淹れてくるな」
 ティード君が淹れて来たお茶を横に、丼を食べ始めるふたり。が、やっぱり、とんかつも食べたい彼女ちゃん。
「え? 一切れ交換? …別に、良いけど」
 と言いつつ、彼女ちゃんの丼の上にとんかつの半分を乗せるティード君。それを驚きつつ見てる彼女ちゃん。
「とんかつ半分やるから、チキン南蛮、半分寄越せ……」
 気まずそうにそっぽ向くけど、ちょっと嬉しそうに笑ってるティード君。


■リュクティア君の場合
「はい、君の分」
 穏やかな微笑みを浮かべて、テーブルにチキン南蛮丼を置き、とんかつ丼を彼女ちゃんの前に置く。(尚、本人的に食べたいのはチキン南蛮丼)
 自分の好きな物を差し出されて嬉しそうに微笑む彼女ちゃん。
「え? どうしてとんかつ丼なのかって? …ふふっ、君は鶏より豚の方が好きだったでしょ?」
 こくり、と頷く彼女ちゃんに満足そうに微笑んで、丼の蓋を開けながら言葉を続ける。
「…でも、チキン南蛮も好きだったよね? だから…、半分こ。しよっか」
 と言って、とんかつとチキン南蛮を半分ずつ分けて、食べ始める。


終わり。

※画像は左からティーダさん、ティード君、リュクティア君。

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